レイテ島地滑り =激写リストに戻る=
捜索打ち切りの報を受けこちらもまもまく撤退していくフィリピン陸軍。
一千体の遺体の上の泥の上に更に出来た泥の川。
現場に辿り着く前にまた増水した川に足を阻まれる。
仮設橋設置。こんなんでどうやってこの下の遺体を捜索出来るのだろうか。
まるで大海をひしゃくですくい出すような空しさ。
泥に足を取られるのは人間ばかりではない。
カメラを泥に浸さぬようやっと辿り着いたけど全身どろどろ。
あと千人来ても何とかならんか。
こんなんがごろごろ転がってきたら怖い。
雲が切れるとむちゃくちゃ蒸し暑い。
まるでサイコロが転がるような自然の猛威。
まだ着かない・・・。
不思議と水の流れの上は沈まなく歩きやすい。
元ジャングルのせいか雲が低くまた降り出す。
身体にこびり付いた泥はこれでとりあえず。
カソリックが多いフィリピン。撤退前に祈りを奉げるマイナー達。
本日一体も遺体が発見出来ないまま撤退していくマイナー達。
カソリック信者らしくここでもキャンドルでお別れ。
一千人が埋まる現場で余裕をかます村民もいる。
この島で散った幾万もの英霊のために花束、内地米、清酒を奉ぐ。
せっかくの慰霊の雰囲気も、もの珍しく集まって来た海水浴中のガキどものおかげで台無し。旧軍も上陸したドラグビーチにて。ちなみにこの南にはマッカーサーが上陸してきたその名もマッカーサービーチがあり、あの有名なシーンが銅像になっている。
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