旭川は町をあげてごっついことに盛り上がっていた。何と地元商工会議所が中心になり、黄色いハンカチ運動というのを繰り広げていたのである。 しかも所は北海道、寅さんシリーズで有名な山田洋次監督の名作『幸福の黄色いハンカチ』の舞台と同じ。映画と同じように黄色いハンカチをいっぱい飾りたて、無事帰国を祈る・・・・ なんてええ話しやないかと思っていたら、その山田洋次監督が「自分の映画主旨と違う。迷惑だ」みたいことを言っているのである。 本当だとしたらなんという狭量。
そんなことを言うなら、そもそも黄色いハンカチはアメリカの西部開拓時代、出征する騎兵隊員の奥方たちが、騎兵隊員のシンボル、ダンナの黄色いスカーフを家の前に掲げて、無事、帰還を祈ったというのが本家元祖だと思うのだが。
というわけでここではかわりに黄色いハンカチをいっぱいお見せします。
2004.02.01