防衛省 技術研究本部
新戦車試作車両報道公開
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第一次世界大戦でヨーロッパの戦場でイギリスのタンクが登場して以来、戦車は地上最強兵器をめざしてきた。日本も戦後74式、90式と国産開発、製造、配備してきたが最後の90式が配備されてから、早18年もたってしまい、最新式の戦車の開発を続け、このたび公開された。ちなみに自衛隊の装備で○○式ちゅうんは制式配備始まった年の西暦下二桁。戦中まではこれ皇紀の下二桁、せやから90式が配備されてから18年となっとるのである。ただしこの新戦車、90式の後継とゆうよりサイズから74式の後継っぽい。ただし性能、武装は90式とほとんど同じ。74式の最高速度が53キロに対し、90式は70キロ。新戦車も90式と同じ70キロ。90式が重量50トンに対し新戦車は44トン、6トンも軽くなって最高速は同じ70キロ。おそらくキャタピラ駆動の戦車の最高速度は70キロが限界なのであろう。エンジンもあの米軍の主力戦車M1がガスタービンで最高速が70キロでない。新戦車も74、90式に続いてデイーゼル。ただし瞬発力がガスタービンはちゃうし、デイーゼルは兵器として敵に見つかりにくくせんとあかんとゆうに黒煙が出る。武装も120ミリ滑空砲、12.7ミリ、7.62ミリ機銃各一門ずつと90式とまったく同じ。ほなどこが進化したかとゆうとそのスタイル、ステイルス性を持つスマートなシルエットは威圧感はさっぱり、それにM1やイスラエルのメルカバ、フランスのルクレールとよう似とる。しかし74式との大きな違いは74式が単純通信しかできんが、新戦車は友軍戦車どうしも各部隊や司令部等とデータリンクしとるとこである。古今東西とゆうても第一世界大戦後やが戦車は敵戦車を撃破できるよう開発されるが、現在の戦車の最大の脅威は攻撃ヘリである。そりゃ各対空レーダー部隊とデーター部隊とデータリンクでけるほうが有利である。それとウィンカーつまり方向指示器が新戦車にもついとるとこである。平時に内地で訓練するときは一般道ころがし演習場行かなあかんのは分かるが、こんな戦闘に屁のつっぱりにもならんましてこっちから光って敵に見つかる恐れのあるもんいらん。それにいくら90式より軽いとは言え44トンが鋼鉄のキャタピラの上で転がるのである。写真でお分かりのようにアスファルトはミシン目がくっきり、結構道路は傷む。バグダッドのM1戦車なんかウィンカーどころか信号も無視、一般車踏み潰しても道交法にも問われんのである。
専守防衛を旨とする自衛隊で戦車が登場するときは日本に上陸してきた敵に都市で拠点築かれ、それを追い払うときぐらいである。そんなことになりゃあもう日本はむちゃくちゃ、そんな事態でもウィンカー出すくせついとったらあかんやないか。そうゆう意味からも莫大なゼニかけて国産で開発、製造する戦車に大きな意味をもたないとほのめかす政治家もおられたが、ワシはそうは思わん。戦車は74式ですら完全密封、シュノーケル付けたら渡河や上陸もできるし、水陸両用戦車まである。あの上九一色村のオウムのサテイアン群への警視庁のガサ入れではサリンガスを散布されるとゆう最悪の事態まで想定し、74式戦車が待機しとったのである。それに戦車は陸の王者である。サマワでもタケオでもええが、物騒なとこで基地構えたら、その前面にガビーンと戦車置いたら、敵に相当な威圧感与える。ちょとやそっとの自爆テロでゲート破られん。戦車は地上の王者である。戦車に勝てるのは戦車しかない。日本の機動隊のどんな装備でも戦車止めることはできんのである。とはゆうても現在の現実は戦車の天敵はじつはヘリコプター。低空から近づき、待ち伏せ、見えんとこからいきなし対戦車ミサイルぶちこんでくる。ヘルファイアーミサイル積んだAH-64「アパッチ」なら16キロ離れても撃ってくるのである。その「アパッチ」の日本での配備がなかなか進んでないのである。100億といわれるF-15「イーグル」戦闘機よりさらに高いのはアメリカにぼられとるかもしれんが、戦車と同時に攻撃ヘリの開発、配備も期待したいとこである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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