パキスタン地震 =激写リストに戻る=
山岳地帯の地震はオノレの家は無事でも上の家が崩れたら、将棋倒しになってまう。
こんな事さえなければ、結構観光客が訪れる。この北東部のフンザ地帯は登山ルートの入り口でもあり、「風の谷」のモデルにもなったちゅう噂があるくらい風光明媚なとこらしい。
傾斜がきっついと倒壊どころか底地ごと谷底である。
ここまで上流だと川の水も冷たくきれいである。サルガドの写真みたいやが。
古着の上に天幕張るぐらい古着があふれかえっとる。こうゆう被災地に善意の古着送ろうとしとる方はようく考えてから何を送るべきか決めよう。
燃やすと環境破壊になるからかどうか知らんが、かわらにそのままぶん投げられた古着は選り好みできる。
お祈りの前に手足を清めやすいのか、かわらでお祈りする方は結構多い。
もちろん向こうがメッカの方角。
1週間かかってやっと組みあがった英軍のCH-47「チヌーク」ヘリ4機。
ロシアの艦載ヘリで有名(テイルローターが必要ないので)なホーカムヘリ。まだ飛んどるとこ見たことない。
このUH-1H へりより新型のUH-1Jへりはほんのちょこっとだけでかいため、C-130に積めなかったのでこのちょい旧型のUH-1Hヘリに白羽の矢が当たった。
まるで出産シーンを見とるみたいに慎重である。
実はばらすと2−3人で引っ張れるぐらいUH-1は軽い。
ここまでくると一安心
牽引する車両もC-130が運んできた。うしろがイラク仕様、その後ろが通常塗装の航空自衛隊のC-130.
かの有名な映画のタイトルにもなったエアーフォース・ワン はさまざまの大きさのが何十機もあり、用途によって使い 分けとるとゆう話である。この日はホワイトハウスの 高官が視察にきた。
メインローター取り付け完了、結構大胆な組み立てであった。
メインローター シャフト取り付け中、完成間近。
米空軍のブラックホーク、避難民の不安そうな表情、機体に描かれた ブッシュは最高指揮官の名かパイロットかコールサインか?
未だ組み立て中の英軍大型ヘリを尻目とゆうか下目にすでに試運転中のわがUH-1ヘリ。
深い山岳地帯からいきなり首都の空軍基地に送られてきて困惑気味の避難民。
根気良く支援物資を待つ。アフガンのタリバンと同じパシュトウーン人が多い土地柄か、静かに待っていた。
雪解けの水はまだだが、手が切れそうな清流で昼間は洗濯に励むのは女だが、男はお祈りまえのお清めからこの水で歯まで磨いてしまう。
日本からの高官(ジェネラル)は陸幕副長。すでに活躍中の陸自部隊の視察と激励と現地パキスタン軍との打ち合わせも兼ねて。
ベッドは担架がわり。
天災は性別、年齢、収入、国籍、宗教関係なく平等にふりかかってくるはずやが、ここ最近はイスラム圏内がなぜかおおい。
この村にまで各国の臨時診療所が複数出現。医薬品もヘリが着陸できる周辺の村では比較的間に合っているが、なんちゅうてもこの山岳地帯に道路が切断されたままの集落
がまだぎょうさんある。
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