俺様の模型道
海上自衛隊 シコルスキー H-19 「はつかり」
1/48 つくだホビー製




つくだホビーのパッケージだが中身はドイツレベル製の米空軍のシコルスキーS-55で陸海空自衛隊仕様のデカールのみつくだホビー製ではなかろうか。このキットは何を隠そうスケールモデル専門店のあのあの「レオナルド」の社長さんの秘蔵コレクションからヴィジュアル誌の取材の際いただいたものである。せっかく自衛隊仕様になっているがフィギュアーは米軍仕様のままなので、機長は海上自衛隊の幹部、コパイとホイストされとは同じく海自の下士官に改造した。このH-55自衛隊では陸海空自衛隊でも採用され日本ではH-19「はつかり」と呼ばれた。
このオリジナルのH-55進化型がH-58で映画「フルメタルジャケット」にも登場していた。このH-19のキットにはなんと初期のレシプロエンジンが組み込まれており、めずらしいのでハッチ開放バージョンに作った。H-58までは水冷エンジンだったもののこれにツインタービンエンジンまで載せた最新型?のインドネシア空軍のヘリにはワシもジャワ島中部地震の際のったことある。とにかくエンジンを機体頭部に搭載し、シャフトを斜め上に伸ばしそこにギアボックスを介しローターを回すとゆうけったいな発想でシルエットもユニークである。
キットが古いせいか非常にもろく、いくつかのパーツは破損し、改造、他キットからの流用を余儀なくされた。またこんなレシプロエンジンまでつけときながら、コックピット以外の機内はなんもなし、窓のクリアーパーツすらついておらず、機外のホイストももうちょいなんとかならんかったもんかいな。とはいえ、もう絶版のめずらしいキットである。デカールも古く何度も失敗、手書きした。製作日数中東出張にまで持っていき1月。
なお参考のためインドネシア空軍の最終型も見てね。こちらはシコルスキーS-58をタービン化したウエストランド ヴィゼックスのしかもツインタービンバージョン。機内は広く、天候にも恵まれ、フライトも快調であった。
もひとつ参考に実際の救難救助のシーンもごらんください。こちらは航空自衛隊那覇基地所属のボーイング バートル V-107.実際沖縄沖の足も着かん荒波にほうりこまれているのはワシ自身。死ぬほどと海水飲んだ。第一ウエットスーツ、シュノーケル、足ひれ着けたのもこのときが初めて。撮影は大の男が泣き出すほどしゃれにならん訓練で有名な空自のメデック(救難員)にしていただいた。














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