俺様の模型道
ダグラス DC−3 運輸省航空局
スケール・1/48 ハセガワ製

ダグラス DC−3 運輸省航空局

珍しく旅客機である。旅客機と言うても第二次大戦中から連合軍は輸送機として使っており現在は「ダコタ」というニックネームでポンコツ機の代名詞となっている。私も実機はノルマンディー上陸50周年のセレモニーでノルマンディー上空を飛ぶ雄姿を見て以来目にしていない。「ノルマンディー上陸作戦」をはじめ「マーケット・ガーデン作戦」、フルシチョフが一夜にして築き上げたベルリンの壁を越えての「ビックリフト作戦」歴史上の大作戦にいつも顔を出してきた米軍の代表的輸送機であった。このモデルは運輸省航空局と伊藤忠航空輸送の二バージョンからオプションで選べる。それにしても運輸省航空局の「ちよだ」という名前はまるで警視庁の秘密部署みたいである。取説によるとこの機は運輸省によって飛行点検任務という地味な仕事に使われ最終的飛行時間は5万時間を越えていた。オーソドックスでクラシカルなシルエットは頑丈であったらしいがこの愛嬌のあるイモ虫のような面構えにファンも多いらしい。機内のディテールもしっかりしているが中はほとんど見えない。また胴体の大きさの割に前脚が細く度々補修が必要であった。またデカールの退色も激しく、おまけに旅客機らしく曲線部に貼りつけねばならず何度も貼り直した。
製作日数1ヵ月。

ダグラス DC−3 運輸省航空局
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