第二次大戦を通じてソ連軍の迎撃戦闘機として活躍した。対ドイツ戦のみならず
1945年我が国樺太領土にもこのI−16が先頭になってソ連軍は怒涛の如く攻め込
んで来た。このタイプは車輪のかわりにスキー板を固定した。対ドイツ戦の極寒
地仕様か。確かに除雪のしていない滑走路では便利だが脚は一旦飛び上がった
ら収納は出来んわ、車輪に取り変えれんわ、帰投した時滑走路の雪が溶けてい
たらどうするのであろう。また極寒地仕様の割にはキャノピーが開放型でパイロ
ットはさぞかし寒かったであろう。機体には「ソ連邦のために」とある。当時か
らスローガンの好きな共産党政権らしく戦闘機らしからぬ目立つメッセージであ
る。機体も武装も意外と貧弱で小さい。
製作日数2週間。