パイロットと整備士とフライトデッキオフィサー付き。真横から見るとアメリカ陸軍機の「エアーコブラ」に似た鰹節状態に胴体が反り上がっている。ちなみにDEVASTATORとは「破壊者」の意。機種名のTDBはTはトッピート(魚雷)、Bはボム(爆撃機)、Dはダブル(複座)の意味。その名の通り雷撃も爆撃も可能だがこのキットは雷装。この時代から主翼が真ん中からごっそり折れるのはさすがである。後継機のアベンジャーが出るまで米海軍の主力雷撃機であった。魚雷倉のスペースを節約するため胴体下部に窪みを作り魚雷が胴体に半分埋まる形となっている。さぞかし零戦の餌食になってそうだがなんとサンゴ海海戦やミッドウェー海戦にも参加し我が空母を沈めている。キットはモノグラムらしい彫りの深いモデルだが胴体折りたたみ部分の噛み合わせが今ひとつ。ここが一番手こずった。フラップもちゃんと開く。心憎い作りであった。しかしそれにしても米軍の魚雷は帝国海軍の酸素魚雷と比べてちゃちい。製作日数四週間。