俺様の模型道

スウェーデン空軍 サーブ(SAAB)J21 A-3
PILOT REPLICAS社製
1/48 スケール

スウェーデン空軍 サーブ(SAAB)J21 A-3

PILOT REPLICASという聞きなれぬメーカーやが、コピーライトにReplicasSwedenとあるからスウェーデンのメーカーやろけど、パッケージには「made inChina」とあるから設計は本社のあるスウェーデンで、キット作ってるんは人件費が安い中国っちゅうことやろう。ほかにもスウェーデンや英軍の戦闘機や練習機などという不人気キット作ってるから、やっぱスウェーデンのメーカーに違いない。日本の代理店はビーバー・コーポレーションかいな。スウェーデンというたら車ではボルボが有名やがちょっと前まではサーブも小型車を日本でも売り出しており、故勝谷誠彦氏の尼崎の実家でもサーブを保有してはって、買わんかと薦められたことがあった。まあそのずっと前から。サーブは三菱やスバル、川崎重工同様自動車から航空機まで製造しとったのである。それにしても車同様個性的なシルエットである。このJ21も1941年に計画が始まり、1943年に試作機が初飛行している。プロペラもエンジンもコックピットの後ろにあるから視界もええし、機首の20mm機関砲も遠路なくぶっ放せて、速度も速そうであるが、旋回性能は悪そうである。なんや「ゴジラー1.0」に出てきた震電みたいやがこちらは双胴や。そして大きく描かれたスウェーデン王国の紋章、3つの王冠をスウェーデンカラーの青と黄の円に描かれている。この紋章はワシ個人的には馴染みがあり、北朝鮮の2代目を追いかけて、モスクワまで追いかけた際、ここに宿泊しよるやろと目星つけたのがモスクワの北朝鮮大使館。あの国力のわりにはむちゃくちゃ広大な敷地を抱える北朝鮮大使館の張り込み何日かつづけたんやが、その隣がスウェーデン大使館やったのである。そこに掲げられていたのもこの3つの王冠を冠した巨大な紋章やったのでかなり親しみがわいたもんである。ひさしぶりに模型の箱を開いた。長引く入院生活に備え、なんか楽しみを持たんと病室に少しの塗料と道具とともに持ち込んだ。もちろん医師の許可をいただいて。塗料はアクリルやからさほど臭わんが、それでも接着剤なんかはやはりチョイ臭い、せまい病室でパーツを並べていたが、医師も「まあ、それで気が晴れるのなら」と、目をつぶっていただいた。さすがにエアーブラシまではあかんので、すべて筆塗り、構造上ケツヘビーになるので機首の内部にバラストがわりにゼムクリップの束をぶちこんだ。材質のせいか、細いパーツが折れやすく苦労したが、メタルパーツは精密であった。入院中、すこしずつ機体の体をなすにつれ、気が晴れた。

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