俺様の模型道
カリオストロ公国 オートジャイロ
(ルパン3世「カリオストロの城」)
1/48 スケール
グンゼ産業(株)ホビー部製
カリオストロ公国 オートジャイロ(ルパン3世「カリオストロの城」)

グンゼというても下着メーカーではなく、模型用塗料などを専門に取り扱うこの世界では知らないものはおらんが、やっぱ下着メーカーと間違われて電話かかってくるのか現在はクレオスという新社名である。わしもエアブラシ用のガンから塗料もほとんど全種類愛用しとるが、過去にこんなしぶいモデルを発売しとったのである。塗料が専門やったから作ったのは他のメーカーかどうか知らんが・・・しかもエアモデルのメジャースケールの1/48で。「カリオストロの城」はわしも何回か観たが、ルパン3世のなかでも名作として知られているというより、たしかわしが高校時代、テレビアニメで人気だったルパン3世が映画化され、その続編やったと記憶している。あのスタジオ・ジブリの宮崎監督が監督したルパン3世といことで後に話題になった。さすが飛行機好きの宮崎監督だけにこれまでの作品に必ずユニークな航空機が出てくる。この「カリオストロの城」ではこの「オート・ジャイロ」、ヘリと飛行機をあわせたような架空のモデルだが、サブタイトルに「奪取」とあるように、悪役カリオストロ伯爵の愛機「オートジャイロ」をルパン3世と銭形警部が奪い取り、城の尖塔で囚われの身のヒロイン、クラリス姫を助け出しに行くとこ・・・のはずなのやが・・・フィギューのルパン3世と銭形警部はレジン製で実物?よりかなりモディファイされているが、躍動感がある逸品なのやが、わしに絵心がないばかりに、表情に緊張感がまるでなし。主役のオートジャイロはほんまもんならかなり複雑な構造やが、モデルは極めてシンプル。第一回転翼のエンジンと後部プロペラのエンジンは同じやとしたらシャフトとギアが内部にあるはずやが、その割りには細すぎる機体である。それとも回転翼の動力は先端のラムダジェットだけやろか?それやったら燃料回転翼にしこんどるやろかいな?ラムダジェットはそもそも始動のときぐらいとちゃうやろか?などとなやんでもしゃあない。しょせん宮崎監督の空想かつ理想かもしれんオートジャイロである。ただコーピーライトは原作者の「モンキーパンチ」とある。回転翼と固定翼を合わせた航空機としては昨年話題になった「オスプレイ」がもっとも今のところ理想型やが、このオートジャイロのようなスタイルは過去にも現在にもある。このオートジャイロはヨーロッパ内陸部の国連加盟国中最小の架空の独立国カリオストロ公国の摂政カリオストロ伯爵の自家用機やが機首部分の黒地に真紅のクロスがカリオストロ公国の国旗となっている。回転翼をそのまま素組みすると水平もしくは反り返るのでそれを重力に従って下方にそり返すのにてこずった。やかんの蒸気にさらしたり、ストーブの熱風にさらしたり、じわじわ手で反らして、冷水にさらし固定させた。これが難関か。製作日数2週間。

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