48回目の誕生日にファンの方からいただいた。パッケージにでっかく「NUE」(ノイと読みます、ドイツ語で新製品の意)とあったから、こんな精密な金属モデル作れるのはやっぱドイツのメーカーかと思ったら、エアロベース社は和歌山にあった。モチロン輸入やない、日本製。素材は洋白(ニッケル、銅、亜鉛の合金)、スケールモデルのデテイールアップパーツによくある金属製のエッチングパーツと同じ素材みたいである。接着剤も一切不要。金属片が一枚はいっているだけ。これで機銃、エンジン、パイロットに四点シートベルトまで付いている。キットも金属なら実機もドイツ初の金属製、しかも単葉機。ライト兄弟の初飛行からわずか11年後にこれである。(取り説による)さすがヒューゴ・ユンカースである。ただ第一次大戦末期に完成したためほとんど活躍するひまがなかったそうである。まあゲーリングあたりがめずらしがって操縦したかもしれん。ゲーリングはあの巨体ながら一次大戦中は戦闘機のパイロットやったのである。製作に必要なのはカッターとピンセットだけ。まあよくこれだけ精密にまた複雑な組み合わせ、またそれがぴったしなのである。コンピューターが進歩したからかどうかは知らんがこの立体感はスタッフがのた打ち回って考えたのであろうか?主翼の組み立て時が一番むつかしいが、取り説でこれが分かりにくい。また一箇所ミスプリがあるから注意しよう。取り説に珍しいヒューゴ・ユンカースの写真が載っているが、掲載許可をミュンヘンの博物館からちゃんととったとゆうところが日本のメーカーの律儀なとこであろう。
製作日数 1時間
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