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長谷川製作所製 1/48 九州・震電
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三菱、川西、川崎、中島とは帝国陸海軍の航空機を作っていたメーカーだが、九州とかいうメーカーがあったのである。敗戦濃い昭和20年、B−29への攻撃用の高速インターセプターである。
この機の特徴は何ちゅうてもこの逆さまの機体であろう。もうカッコからして非常に不安定で操縦しにくかったであろう。
実機でもエンジンが後部にあるため、プラモはそのままではうしろに尻もちついてしまう。そのため、これも機首部分の細い胴体にバラストをブチ込まなければならなかった。そのくせ前足が細く強度がないため、かざっているうちに前足が曲がってしまうという手のかかるモデルであった。
ウンカのごとく襲いかかるB―29に何とか一矢報いたい。あわよくば、国土上空から駆逐したい。国土、国民を守るため当時の英知を出しぬいて開発されたのがこの機だったのである。
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