著者 | 竹若雅哉 |
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発行 | イカロス出版 |
定価 | 1,980円(税込み) |
ワシも下手な自衛官より災害現場を渡り歩いてきたはずやが、著者は現役自衛官だった時代、当たり前なんやが、自衛官として災害現場に赴き、自衛官として最前線で人命救助に復旧復興に当たっておられた。除隊後は小銃をカメラに持ち替え軍事フォトライターに転身され、ワシとも様々な演習場や駐屯地でお会いする機会があった。それにしても、当たり前っちゅうたら当たり前なんやが、自衛官とカメラマンとではここまで災害や被災者に対する考え方が違うもんかと一読後も痛感するばかりである。まあ著者はその両方共を経験されるという貴重な存在ともいえる。それにしても、時には危険や苦難が待ち受けるとはいえ、安定した国家公務員であり続けることもできたはずなのに、よくぞまあ、不安定の代名詞のごとき、フォト・ライターの道に転身されたもんである。ただ著者プロフィールには新宿でバーも経営されてらるとのこと、わしが、バーなんかやったら、店の酒に手を付けあっというまに、飲みつぶしてまうか…