著者 | 吉川和篤 |
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発行 | 伊太利堂 |
こちらもワシの写真展にお越しになった著者がわざわざ寄贈してくださった貴重な写真集である。それにしても著者のイタリア軍のみならず、新旧戦車の造詣の深さには驚かされる。いったいどうやってこんな貴重な写真、資料を発掘されたのであろう。さらに頁を読み進むうちに驚かされる。とかく軍国主義色が濃いというイメージが強い帝国陸軍だが、航空機にしろ戦車にしろ教育はしっかりやっていたのである。まあそこから先、前線行ってからは兵站や人命軽視の無茶な作戦が多かったのは否めんが。特に軍艦、戦闘機は、戦艦「大和」やゼロ戦にしろ世界に冠たるを造ったのに、こと戦車に限ってはなんで貧弱な装甲、武装のしか造らんかったのやろ?