発行 | 産経新聞社 |
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定価 | 950円(税込み) |
今回の連載は国内初の地対艦誘導弾つまりミサイルの実射訓練である。舞台は静内、行政的には新ひだか町となぜか、平仮名になる。久しぶり…でもないか…夏の北海道は。うだるような本土の灼熱地獄と違い、朝夕は肌寒いくらい。
特に静内はほほをなでる海風が心地いい。午後一からの射撃だが、カメラマンの性から朝一から静内漁港の突堤で待機していたが、5時間以上、晴天の太陽に照りつけられながら、汗もでんかった。日焼けはしたけど。やっぱ紫外線に照りつけられるワシら報道カメラマンは長生きできんわ。まあしかし、これが冬になると全くの別世界である。実は鹿狩りで2度ほど日高を回っていた時は静内のビジネスホテルに宿泊していた。繁華街といえるほどの規模ではなかったが、まあこんこんとゆきが降り積もるなか、赤ちょうちんが曇り風情があったが、夏は殺風景そのものであった。ただ以前からお会いしたかった北海道新聞記者であり作家でもある酒井聡平氏とこれまた旧知の北海道新聞の國政カメラマンのお引き合わせでお会いでき、硫黄島の話などで盛り上がったばかりか、取材でも大変お世話になった。さらに道央で一番美味いんちゃうかというくらい店に案内くださった。
知らんかったわ。そちらで海産物に加え静内ビーフもいただいた。なお実射訓練後、標的船を操作していた英加等のエンジニアたちもうきうきでその店に訪れていたのも目撃したくらいである。