写真集「自衛隊の米軍供与戦車」 

写真集「自衛隊の米軍供与戦車」
発行 伊太利堂
著者 吉川和篤

これまた著者からいただいた貴重な写真集である。大戦中、宿敵であったM4通称「シャーマン」戦車が発足したて、ようは消滅したことになった帝国陸軍のあとの陸上自衛隊に供与されてからの写真集である。さらにM24軽戦車通称「チャーフィー」も米軍から供与されている。このM24ですら、軽戦車といいながら、18t以上ある。さらにM41戦車通称「ウオーカー・ブルドッグ」も供与されている。確か陸上自衛隊富士学校はじめ陸自の駐屯地にはいまだ「チャーフィー」などが広報室前やゲート近くで展示されていると記憶している。先述の騎兵不要論に加え近年、「戦車不要論」までよりによって現自衛隊最高指揮官、石破茂首相が防衛相時代に説き、戦車乗りたちに動揺と怒りが巻き起こったとも記憶している。ワシはコソボといバグダッド、アフガンで新旧問わず、現役の戦車を目の当たりにしたが確かに動かなくなった戦車は鉄の棺桶というてもええくらいやが、その存在感は敵を震えあがらせ、味方を鼓舞するに充分、存在意義があると確信している。