発行 | 産業経済新聞東京本社2025 |
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定価 | 一部140円 月ぎめ3,900円(税込み) |
今回の連載「直球&曲球」では平成、もとい令和の米騒動について一言も二言も述べさせていただいた。実はわしもこの連載執筆時までは備蓄米買うたことなかったが、先日近所のスーパー西友で「味わい米」と称する、5kg3,000円弱の前から比べるとバカ高いが、4,000円以上やった時から比べるとずいぶん安いコメを買うた。標示にブレンド米としか書いてないが、値段からして古古米以前の米やろか、それとも大手スーパーがこの時期までに引っ張って、この値段で放出したんやから、古古米以前とはいえ、相当な味…のはずと、さっそく炊いてみたが、まあ目をつぶって、いやつぶらんでも新米と違わんかった。ワシの舌ではだが。しかし、こんな時期でも中国は日本含め食糧、とくに穀物を輸入し続けている。食糧が有事となれば武器同様、有力な戦略物資と変わるのを重々承知なのである。「いつでも戦争始められるんやで。」という意思表示や威嚇の意もあるんやろう。この点はおめでたい日本政府なんか比べもんにならんほどしたたか、むしろおつむが下がる。
他には天皇皇后両陛下がまた愛子様も加えたご一家で沖縄ご訪問された一報が一面に掲載されている。天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下とも沖縄からの疎開船「対馬丸」がアメリカの潜水艦に激地され学童を含め1,500人が犠牲になったことに心を痛められ、度々沖縄の「対馬丸慰霊碑」に訪れられておられる。わしは対馬丸を撃沈したアメリカ海軍潜水艦「ボーフィン」号博物館は訪れた。日本では子供も含めた1,500人が犠牲になった悲劇が当の沈めた方のアメリカではヒーローなのである。所はハワイ真珠湾、あの戦艦「アリゾナ」のすぐそばである。これが戦争である。