発行 | 産業経済新聞東京本社2025 |
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定価 | 一部140円 月ぎめ3,900円(税込み) |
よりによって浜松基地を擁する静岡版の一面でT-4練習機の墜落事故の一報である。不幸にも2人ものパイロットが搭乗したままである。いや、民家に墜落して民間人への被害を防止するために最期の瞬間まで脱出せず、機体をコントロールし、池に墜落させ、人、財産ともに民間の被害を出さなかったのはさすがというべきであろうか。離陸直後ということもあり燃料は新田原(ニュータバル)基地までやから満タンであろう。そんなんが、民家に墜落しようもんなら大惨事である。これが米軍やったら、1977年の横浜での悲惨な事故のように、厚木基地を離陸した米海兵隊の偵察ファントムが離陸直後エンジントラブルのため、早々と乗員は緊急脱出を計り、制御を失ったファントムは民家に墜落、9人が死傷するは、大火を引き起こした際のように、大惨事になっていたであろう。その際の米軍機のパイロットは2人とも助かったが。T−4は純国産の双発の練習機、事故原因は追ってあきらかになるやろうが、私の父が務めていた川崎重工製、しかも定期整備が終わったばっかという。
そんな日の17面静岡地方版に5月12日に浜松アクトシティで開催された浜松「正論」友の会での私の講演の記事が写真入りで掲載された。今回初めて「パワーポイント」なるものを購入し講演に臨んだ。それにしても掲載写真はスピードライトも使わず、戦争の暗い一面を表す雰囲気丸出しである。なにかとスピードライトをド正面から焚くことが多い新聞社カメラマンには珍しいといっては失礼である。かなりの凄腕カメラマンとお見受けした。