発行 | 産経新聞社 |
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定価 | 950円(税込み) |
今回の「不肖・宮嶋の現場」連載はまたまた沖縄のブルービーチでの「IRON FIST」(鉄拳)作戦取材である。場所はもう本連載でおなじみの沖縄、金武町の海兵隊訓練地、通称ブルー・ビーチである。前回、昨年の鉄拳作戦もここブルー・ビーチで行われたが、悪天候のせいで、ほとんどの着上陸訓練が中止になったが、今年はまさに抜けるような青空が広がり、着上陸訓練もフルコースで行われたばかりか、米海兵隊の新装備8輪ACVまで公開され、結構収穫は大きかった。この鉄拳作戦毎年スケールアップされており、今年は沖縄以外では鹿児島、熊本県内の南西諸島などでも繰り広げられており、ここ沖縄本島の金武町のブルー・ビーチの前日までも鹿児島県下の沖永良部島でも日米両軍により鉄拳作戦が継続中だったため、そちらから沖縄本島に転戦するつもりやったのやが、まあ沖縄と他の南西諸島の便が悪い。まずは民間機が小さい上、便数少ない、ですぐ満席。船便も一日1便、天候次第ですぐ欠航のうえ、時間もかかる。ブルー・ビーチでの取材集合時間が早朝やから遅くとも前日夜には那覇に入っておかんといかんのやが、すでに沖永良部ー那覇便は満席、結果、沖永良部かブルービーチの2者択一を迫られることになった。沖永良部での取材は取材場所がビーチや町中と民有地なので、かなり近距離でまた時間も自由に取れる。ただ自衛隊は取材対応がなかなかできないからインタビューなんかもなし、てな具合で一長一短、いや昨年みたいに天候次第では一発勝負になりかねんのである。徳之島での「Keen Sword」作戦では確かに沖縄本島より変わった、また自由な取材ができたが、ありゃあ、徳之島がある鹿児島県の対自衛隊感情が極めて良好やったせいもあるからである。で、結果は本誌をご覧の上ご判断いただきたい。