発行 | (株)新潮社 |
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定価 | 510円(税込み) |
久しぶりに週刊新潮のグラビアに掲載していただいた。しかも、カラーグラビアである。新潮のカラーは新潮社から拙著「踊る大取材線」出版した時の広告以来とちゃうか。今回も新宿の 「RED PHOTO GALLERY」で開催される写真展の告知も兼ねてである。ありがたいやないか。まあ、週刊誌のカラーグラビアやから、あまり刺激が強いカットは選ばれず、比較的戦場の日常のほんわかした感じの作品が紹介された。実際の展示作品は新作も含め31点、本誌に掲載されてる作品もええんやが、そこは全作品を生の大型プリントでご覧になっていただきたい。
他には白黒グラビアの万博ネタとそれに絡めた立ちんぼパビリオン、かつては外国人街娼を日本人が買っていた構図が今や日本人…だけやないが、日本人も含めた街娼をインバウンド外国人観光客が買っているのである。ワシが新大久保で撮影した時はフィルムやったが、現在は高感度の上、カメラも小さくなり、シャッター音もせんから、隠しと撮りもずいぶんやり方が変わった。しかし…これも円安の影響かいな…さらに他にはワイド特集のこれまた万博がらみの共産党の機関紙、新聞「赤旗」が万博協会から取材拒否されたという。政党機関紙やからという理由から創価学会の公明新聞もそやという。まあ赤旗はしぶといのでメディアの特権なくてもポケットマネー使うても一般で並んで入場して取材するんやから、けっきょくいっしょやん。いじわるしたらするだけ、燃えるもんやで、カメラマンは。まあ、アメリカのホワイトハウスがメキシコ湾をアメリカ湾と表記するのを拒否したAP通信をホワイトハウスに出禁にしたのをスケールダウンした構図や。さらにさらに他には坂上忍氏の連載「スジ論」、ゆうばりファンタスティック映画祭破産への諫言やが、ワシ20年前にはすでに夕張市の放漫経営についていうてきたで。そもそも、あの映画祭はミーハーで映画好きが高じ結果放漫経営で夕張市を破産させた故・中田鉄治市長がファンの女優やハリウッドスターに会いたくてはじめたようなええかげんなもんやったのである。で結局夕張市は財政破綻、東京都からテコ入れに来た鈴木氏は結局夕張市長におさまり、今は北海道知事や。夕張市がいかに芸術を解さないかは映画祭やりながら町には常設映画館がないのである。また映画祭開催中に市の美術館が豪雪で屋根が崩落しても、所蔵していたシャガールのリトグラフ作品なんかはほりっぱなし、それをわしが週刊文春で報じようもんなら、鈴木市長は当時の石原知事から怒られると思うたのか、あわてて決死隊を募り、崖から崩落寸前の美術館へ送り込み所蔵の美術品を回収したというーーお粗末さやったのである。