月刊「正論」　4月号　

発行	産経新聞社
定価	950円（税込み）

今回の「不肖・宮嶋の現場」はグラビアページ増量のうえ、写真も2点掲載していただいた。真冬に趣味のハンティング以外で釧路を訪問することはめったにないが、今回持参する道具は商売用具のカメラである。しかも被写体は鉄道、さらにしかもSLである。もうそれだけでハンテイング以上にわくわくするっちゅうもんである。しかし取材は決して心地いいことばかりではなかった。なんちゅうても極寒の釧路湿原である。てまあ、この時期鹿を追いかけるため毎年ここに来とるのである。寒さはええとして、今回はエゾ鹿やなくてSL追いかけるのである。当然撮り鉄はじめ乗り鉄やマニアも多く来ていたのである。彼らとの摩擦はなんとか避けたいが、というてもワシも撮り鉄出身、当時はそんな「鉄」みたいな言葉なかったが。
ただSL追いかけるだけならそこらへんの撮り鉄でもでける。今回はそれに、ここ数年日本列島を蝕み始めた「太陽光パネル」群をからめんといかんのである。もちろん毎年通っているとはいえ、そこらへんの事情や地理にも疎い。そのため地元新聞社の後輩や東京の新聞社を辞め釧路に移住した元同業者らの知恵や足を借りることとなった。 皆さん、ご協力ありがとうございました。ホント助かりました。