産経新聞 12月5日号 

産経新聞 12月5日号 産経新聞 12月5日号
発行 産業経済新聞東京本社2024
定価 一部140円 月ぎめ3,900円(税込み)

今回の「直球&曲球」の連載はほんまにタイミング悪かった。締め切りから発売までタイムラグで、とんでもない大事件が半島で起ってしもたのである。いや、ワシが今回の連載で触れたんは、その大事件のまえに起った「佐渡金山の世界遺産登録」の式典に、日本側代表である生稲外務政務官が靖国神社に参拝したっちゅう共同通信のガセ報道により、韓国側のすべての出席者がドタキャンしよったいう国辱的話題についてである。日本政府も主催する式典にドタキャンするだけでも充分非礼極まりないっちゅうのに、その理由が日本メディア、しかも共同のガセやったにもいかかわらず、韓国側はいつものとおり、たとえ真相あきらかにされようが「悪いのはぜーんぶ日本、韓国はいっつも被害者」っちゅう子供じみた態度は変わらず、日本に謝るどころか開き直るばっかなのは、「実は1人もいなかった強制連行された従軍慰安婦」や「宣戦布告とも攻撃開始ともとれる海上自衛隊P-1哨戒機に対する火器管制レーダー照射事件」のときと全く同じ。
日本のメディアがガセで火を点け、韓国がそれに乗っかって大炎上させるという構図は21世紀にもなっても変わってないという、本連載でやるにも妥当な話やったはずなのである。ただし本号1面でも報道された「韓国の非常戒厳令 6時間で解除」という大事件がなければであるが。この大事件は締め切ってから3日後に起ったのである。毎日2回も締め切りがやってくる新聞といえども、どうしようもなかった。