産経新聞 7月11日号 

産経新聞 7月11日号 産経新聞 7月11日号
発行 産業経済新聞東京本社2024
定価 一部140円 月ぎめ3,900円(税込み)

今回の「話の肖像画」連載11回目でやっと高校を卒業までこぎつけた。あれから半世紀たって、この連載がきっかけとなったわけではないが、卒業後初めて白陵中学高校の同窓会が開催される予定となった。開催地が学校に近い姫路ということもあり、関東在住のOBはちと遠いが、ワシも万難を排し出席する所存である。今回の連載のタイトルにもある通り、もはや「スパルタ教育」という言葉自体が死語になりつつあり、いまや犯罪扱いである。語源は古代ギリシャの都市国家「スパルタ」で行われていた忠誠心のある兵士のための「教育モデル」というから、かなり「古い」考え方には違いないやろう。当然半世紀前に母校で行われていた「スパルタ教育」なるものは現在では全く行われていないのは言うまでもない。他には2面の「主張」蘭に「辺野古のダンプ事故」について「危険な抗議活動止めよ」の記事が掲載されている。さもありなんである。あれほど米軍のフライトや訓練は危険やと言いながら、自らの「抗議活動」に巻き込まれ死者までだしときながら、いっかな反省ないどころか沖縄県知事までがその際の「危険な映像」を放映することをやめるよう要請する始末である。さらに5面に「苦境つづく共産」の記事も掲載されている。「赤旗値上げで部数減」とあるが前の総選挙中には石破茂総裁率いる自民党の非公認候補にも「2000万円交付問題」をスクープし、自公政権の過半数割れに大きく貢献したのに、肝心の共産党の議席は小選挙区でたった1人、比例代表でも9人から7人と議席を減らした。スクープ上げた記者はさそがし複雑な心境やろうが、自公過半数割れには貢献し、漁夫の利をえたのは立憲やったり国民民主などの他の野党ということになった。