発行 | 産業経済新聞東京本社2024 |
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定価 | 一部140円 月ぎめ3,900円(税込み) |
今回の「話の肖像画7回目で中学にはいってからのは話になった。ワシは今年で63歳、その約一割にもすぎぬ6年間をすごした母校での逸話は枚挙にいとまがないが、高校卒業して大学入学してから、ことあるごとに自分らの出身高校に話が及び自分らがすごした「青春時代」の話に及ぶと、皆信じてもらえんかった。当時の学園長が亡くなり、母校での教育方針ががらりと変わり、わしがいた当時のことがまるでなかったかのような「自由な校風」にかわり、あの6年間の出来事がすべてフィクションの世界に追いやられてまうとという危機感に襲われたわけでもないが、なんとかそんな壮絶な6年の青年期をおくった者たちがいたことを事実として残したかったというのが偽らざる心境である。ただそんなすさまじい教育を非難するつもりはわしには毛頭ない。ただいくら最も輝かしい時期だったとはいえ決して戻りたくはないが。11面には写真報道局の岩崎叶汰記者による、一昨年わしも参加したIPD(インド太平洋派遣訓練)の特集記事と写真がガビーンと大きく掲載されている。なつかしい…・いまやなかなか海外取材も叶わず寂しいかぎりであるが。さらに1面にはそんな海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長の引責辞任の記事も掲載されている。特定機密の不適切適用のせいって、制服自衛官による情報管理はそりゃあ徹底せなあかんやろうが、そんな自衛隊の最高指揮官である首相や国会の政治家のセンセイがそんなこというヒマあるんやったら、とっととスパイ防止法成立させたらええのに、いまの我らが石破首相にそんなこと考えもしてへんのやろか。