産経新聞 7月5日号 

産経新聞 7月5日号 産経新聞 7月5日号
発行 産業経済新聞東京本社2024
定価 一部140円 月ぎめ3,900円(税込み)

「話の肖像画」第5回目の今回は初めて自分のカメラを手にした時の喜びを中心にまとめていただいた。今もそのカメラはワシの手元にある。アイレス社の35㈽C、ニッコールマウントでレンズ交換できるタイプでなく、40mmの固定レンズがついたままの35mmフルサイズ、小学生が当時も操るにはかなりむずかしい。ケータイでなんの苦も無く写真らしきもんが撮れる現在の小学生にとっては車の運転なみに複雑な操作と知識が必要である。父が亡くなって、父の父、つまり祖父が使っていたビューティーフレックスという6X6の2眼レフや父の生前ワシがプレゼントした1眼レフ、キャノンAE−1プラスプログラムもワシの手元に残った。ただ父に中3のとき買ってもらったワシにとって初めての1眼レフであったミノルタSRT101やタムロンの交換望遠レンズは学生時代に売り払ってしまっていたが、ミノルタの101は読者の方からプレゼントされ、再びワシの手元に戻ってきた。それにしてもアイレスにしてもミノルタにしても古い日本製カメラは修理にこそ2−3度だしたが、今も正常に作動する。電池も電波もなくともスプリングだけの力で1/500秒から1秒までのシャッター速度を制御できるのである。製造から半世紀以上たっても。まさにカメラは工業製品のトップに君臨する…とワシは思う。他には13面に「富岡町の魅力の発見」の記事と写真が掲載されている。こちらクレジットないけど、本連載「話の履歴書」のワシの担当なられた福島支局長の芹沢氏が担当されたんであろう。一紙に2つも長い原稿と写真、ご苦労様でした。他には21面の「東京版」全面に、都知事候補者一覧と顔写真が…あんまし多いので、各自の経歴と写真の小さいこと…現在も選挙期間中の兵庫県知事選もそやけど、自己満足のひやかし候補を取り締まる法律必要ちゃうかあ?なんちゅうても選挙は民主主義の根幹をなすもんやろ。自己表現の場とちゃで。あと昨今の記者会見もひっどいやろう。あれも会見を質問の場やなしにおんどれの意見をほかのメディアの前で発表する目立ちたがり屋の独壇場と化して久しいやんけ。さらに他には25面の「沖縄知事、牛歩抗議、対応せず」の記事、えっぐいのう。あれだけ米軍基地の危険性を訴えときながら、明らかにおんどれらが引き起こした交通事故には「対応せず」やて。警備員の県民一人が死に、活動家が怪我し、運転手が逮捕されてもうてるんやで。それをまあ基地建設を強行する「日本政府が悪い」やと。まさに日米政府や米軍自衛隊がやること言う事は悪でおんどれらがやることは表現の自由やて。これが沖縄の民主主義やというわけや。