発行 | 産業経済新聞東京本社2024 |
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定価 | 一部140円 月ぎめ3,900円(税込み) |
「話の肖像画」3回目にして幼少期に戻り、今回が実質初回になった感じである。写真は小学校4年まではいっていたソフトボールチームで校区で準優勝した時のと思われる。ユニフォームはかつてのこの辺り一帯の住所「鳥羽住宅」のため胸のチーム名は「Toba」となっている。現在は一律西明石北町と呼ばれているが、鳥羽住宅も正式名称は「川崎航空機鳥羽社宅」。それが短くなって「鳥羽住宅」となったのは川崎航空機、現川崎重工がこのあたりの社宅を社員に払下げたからである。14歳から川崎航空機の社員…というても小僧というかぱしりだった父にも格安で払い下げられた。当時は庭にいちじくの樹があり夏になったらたわわに実をつけたが、一向に好きになれなかった。最寄りの駅は西明石、歩いて子供の足で10分くらい、まあ大企業の社宅というても戦争を経験してるだけあってボロボロ、風呂は薪、便所はぼっとん。でワシが10歳の時、セキスイハウスで建て直した。しかしその西明石に山陽新幹線の駅ができたのである。今もある実家やが、東京からやと新幹線の駅から歩いて5分とむちゃくちゃ便が良く、父の一念発起の社宅購入は彼の人生で数少ないクリーンヒットとなった。父が亡くなった時は明石の家をいっそ売り払おうとしたが、買い手もつかず、老後に住みつこうとかんがえていたら、今になって明石中の不動産屋から売れの便りがありとあらゆる手段で届きだす始末である。どないしょう。
他には一面に新紙幣発行の記念すべきニュースが掲載されている。日本の印刷技術は言うまでもbなく世界一やろが、ワシはやっぱり日本らしいデザインの聖徳太子が一番好きや。なんや今回も渋沢栄一に津田梅子に北里柴三郎ってなあ…いやあ非の打ちどころがない偉人なんやろうけど、なんや福沢諭吉以来なんや大学のヒモ付きみたいやし…東郷平八郎とか明治天皇とか、昭和天皇とか皇族があかんという法律でもあるの?いや、岩倉具視は公家やったし。英国では前は女王やし、今はチャールズ国王やし。今やったら日本の次の1万円札の肖像は大谷翔平やと言い出す輩もでるかも…