発行 | 産業経済新聞東京本社2024 |
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定価 | 一部140円 月ぎめ3,900円(税込み) |
話の肖像画第2回は「不肖・宮嶋」の名付け親についてと初回と時が前後するが、故勝谷誠彦氏とエルサレムの嘆きの丘で撮った写真も掲載されている。実は今回の話があり、勝谷氏との写真を捜したんやが、結局、現場で撮った勝谷氏と2人の写真はこれっきりであった。まあそう考えたら、勝谷氏とは国内外の出張をなんどかともにしたが、危ないとこといえば、その時の湾岸戦争下の中東と身分を隠した北朝鮮くらいであった。中東では食にこだわった勝谷氏に引っ張り回されたが、記者、編集者としてはワシなんか比べもんにならんくらい強気な取材をされる。第1次湾岸戦争終結をヨルダンのアンマンで迎えたが、アラブ人の涙雨のごとく土砂降りの雨の中、殺気だった表情で終戦のニュースに耳を傾ける反米住民にびびってカメラを取り出せないワシのケツを叩いた。「ここまで来て、この瞬間撮らんかったら国帰れんぞ」と。そんな人が亡くなって早3年かいな…