発行 | 産業経済新聞東京本社2024 |
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定価 | 一部140円 月ぎめ3,900円(税込み) |
この月の1日から人物への30回連続のインタビュー連載「話の肖像画」に登場させていただいた。30回も連続でワシの半生を語るというので、大手町の産経新聞本社まで5回ほど、通わせていただいた。聞き手は第38次南極観測隊のオブザーバーとしていっしょに南極大陸までごいっしょした産経新聞のカメラマンだった芹沢伸生氏が務められた。芹沢氏は現在、福島支局長で、郡山の爆発事故や常磐線全線再開等の取材ではお世話にもなったが、この連載の度に、わざわざ福島から大手町までおいでになられた。ただ一度だけ最終回にあるとおり、緊急入院したため、ドタキャン、延期してしまい、わざわざ福島からおいでになって手ぶらで福島にもどらざるをえず、という非礼を働いてしもうた。
その記念すべき第1回は正月の能登震災発生時のいきさつを中心にまとめられた。ほんにカメラマン生活40年たっても、やってることは40年前とおんなじ。まあ第1回目の話としては正月での悲劇ということもあり、そうなったのであろう。掲載当日には先輩カメラマンからさっそく電話があったが、「遺書のつもりか?」と。そんなことあらへんけど、たまたま体調崩していただけであった。
他には10面、11面に能登震災から半年の節目の特集が掲載されている。ワシは行かんかったが、輪島市の災害ゴミ仮置き場の取材が掲載されている。更に他には9面全面に「論説委員の聞く力」の連載に「日本刀は文化、精神の背骨」の記事と写真が掲載されている。ワシは日本刀は一振りも持っておらんが、縁あって日本刀の原料となる玉鋼のたたら場を取材したのち、しばらく日本刀の展示会にワシのその際に作品を提供するなど、お付き合いが続いた。またNHKの取材で若い刀匠を取材した際、最初に打ったひと振りを買う約束をいてもたこともあった。で、このページはこれまたゼミの先輩であられる坂巻俊介氏が撮影を担当されているが、映画「仁義なき戦い」を彷彿させるような渋い写真となっている。