Avanti Camerati! 戦史・兵器・軍装を知るためのWWIIイタリア軍通信 Vol.1

Avanti Camerati!
著者 吉川和篤
発行 伊太利堂

これまたイタリア軍のことなら日本一詳しい著者から、今度は「世界一美しい」と言われるイタリア海軍の練習帆船「アメリゴ・ベスプッチ号」取材の際、いただいた貴重な一冊である。こちらでVol.1とあるから、まだまだ次号も続くと思われるが、よくぞまあ、ここまで資料や写真を集められたもんである。まあそれでもまあ、スタジオ・ジブリの宮崎駿監督も長編映画「紅の豚」で第2次大戦前のイタリア軍がわき役として登場しているから、需要は多い…というかワシが不勉強なだけであろう。イタリア製の製品というたら、ファッションに関わるもんが多いんやろけど、ワシはあんまし縁がない。ネクタイ…であったかな?20代の時にはフィアットの「スーパー・ミアフィオーレ」てなセダンを1年くらい乗ってたけど、まあトラブル続き、いまはマンフロットのライトスタンドにベネリーくらいか、まあファッションとは関係ないか…まあ大戦中のイタリア軍の知識は乏しいが、現代のイタリア軍なら先日航空自衛隊三沢基地に飛来したユーロ・ファイターやF-35を撮影したばかりやが、コソボではNATO軍の一員としてアクチュアルのイタリア軍とペチというコソボの古都でしばらく同行していた。米独仏の無骨一辺倒のほかのNATO軍と違い、イタリア軍は識別のためやろうが、ヘルメットに皆、でっかい紫の羽毛を差していたのが印象的やった…というかさすがファッションにこだわる国民性やと納得した。皆カメラを向けても、アクチュアルやのにスマイルを返してくれ、ガン無視の英軍と大違いであった。