私はなぜ中国を捨てたのか 

私はなぜ中国を捨てたのか 私はなぜ中国を捨てたのか
著者 石平
発行 WAC(株)
定価 886円(税別)

著者とは講演会の際、同席させていただいたのを縁にご著書を、署名入りでいただいた。著者は2007年中華人民共和国から日本に帰化されたんやが、それまではかの大陸では北京大学を卒業し、大学講師を屁て。神戸大学大学院に留学、博士課程修了等まごうことなきエリート、そんな名声や祖国を捨てても構わんというくらい中国に住み暮らすのが怖いのがようく分った。それだけやない。建国以来半世紀以上ずうと反日教育を続けてきたら、もはや相互理解なんぞ不可能であること、日本で学び、真実を知った石平氏のようなエリ−トでさえ、大陸に帰ったら、怖くて真実を話せなくなるほど、もはや反日は14億大陸中国人のDNAに刷り込まれてしまっており、共産党政府は自身への批判をかわすためにその反日を巧みに利用してきたのである。それらが平和ボケした日本で暮らす評論家でなく、祖国を故郷を友人らまで捨てざるをえなかった石平氏の口から述べられただけに説得力があった。これを読んでまだ中国共産党政府と話し合いで平和を説けると思う人物がおるとしたらって、我が国の国会のなかにもぎょうさんおるやんけ…