発行 | (株)文藝春秋 |
---|---|
定価 | 510円(税込み) |
ここで週刊文春を紹介することはなかったが、今回は取材でなく、不定期好評連載の「時はカネなり」に登場させていただいた。この連載にはそうそうたる方々が登場されており、「え1ワシでええの?」と思わず担当編集者に尋ねたくらいである。今回は「SINN」と「BALL」の2つの時計を紹介させていただいたが、ワシはまあ時計には興味はあるが、ROLEXやPATEKのような超高級時計には縁は全くないし、興味もあんましない。第一ワシらカメラマンの時計は1年もせんうちに傷だらけになるから、丈夫で正確なやつが一番なのである。それでも「SINN」と「BALL」以外にも期間は短いが腕にしていた時計がある。それはCASIOのデータバンクとSEIKOのWORLD TIME、もうほんの2〜3年にすぎんが愛用していた時があった。CASIOは当時の米軍のパウエル参謀総長も愛用していたらしいが、まあ安くて機能的やったんやが、いかんせんプラスチック製で軟い。SEIKOも夜行塗料の文字盤が薄く、あんまし実用的やなかった。そのほかにも母からもらい、中学高校時代から大学受験にも腕に巻いていた「TECHNOS」という自動巻きも紹介したかったんやが、この取材当時修理にでており、残念ながら登場かなわんかった。取材はなんや急を要していたみたいやったが、本号が書店発売時はワシは入院中、病院のなかのコンビニで購入して目を通したときは快復へのおおいに励みになった。