ウルトラ実話ナックルズ 32号 MILLION MOOK 39号

ウルトラ実話ナックルズ 32号
発行 大洋図書
定価 595円(税込み)

久しぶりに「ナックルズ」に紹介していただいた。インタビューは入院のため2度ほど延期してもらったが、NHKの「写真週刊誌の時代」をご覧になって、当時の現在ではありえない取材方法やエピソードを語らせてもろうた。確かにいまからでは信じられんやり方をワシらはしていたが、それは写真週刊誌だけやなかったのである。テレビも新聞もそりゃあ強引かつ、えぐい取材やってたのである。ただ写真週刊誌の売り上げがうなぎ上りだったこともあり、目だっていただけで、同じようにテレビのワイドショーのレポーターや新聞の社会部記者やカメラマンもやってることは写真週刊誌とかわらんかったのである。そして今や新聞、テレビまでもが、いや国会のセンセイまでもが週刊文春はじめ週刊誌のネタを後追いする始末である。
他には知る人ぞ知る、元中日ドラゴンズの遊撃手、宇野勝氏の「燃えよドラゴンズ」の緊急提言は懐かしかった…なんていえば、宇野氏には甚だ失礼やが、お写真見る限り白髪も増え、だいぶ貫禄もつけられて…ワシは中日がキャンプ張っていた明石の出身やから、もの心ついてからはドラゴンズファンや。特に星野仙一投手がグラブ叩きつける原因となったショートフライをヘッディングしてしまった宇野選手と剛速球の小松辰雄投手の大ファンで、カメラネームで「宇野賢治」を使っていたぐらいである。いっやあ、ほんとうれしい、お元気な姿見せてくださって…と思うたら、野球賭博の記事も載ってるし、こっちはもう少し、突っ込んで書いてほしかったとこやけど…さらに先日急逝された曙太郎氏の追悼カラーグラビアに、家田荘子氏の「女の事件簿」や加納典明氏人生相談「キクぜ!」、等内容はかなり厚く、これでこのご時世税込みで600円を切るのは、めちゃくちゃ良心的とも言えるけど、大丈夫かいなと心配もさせてくれるが「MILLION MOOK 39」とサブタイトルにあるから、このナックルズはマガジン(雑誌)とブックをあわせたムック扱いなのであろう。それにしてもこの出版不況の中ムックも死語にんってるんやろか。なおMILLIONは前身のミリオン出版から続くムックスタイルなのであろう。
なお「ナックルズ」といえば。あの野次と怒号が飛び交ったジャニーズの記者会見で、氏名され媒体名を「実話ナックルズですが…」と名乗ったのが生中継されたが、その瞬間は会見場で失笑が漏れたと、インタビューされた記者さんから聞いたが、おそらくあの会見の司会者から名立たる大新聞や大テレビ局の有名記者サマらがスルーされ、自分らが歯牙にもかけない実話誌が指名されたから、怒り狂って怒号が飛んだと考えたのはワシだけやろか。