播磨時報 2月21日号 第3208号

播磨時報 2月21日号 第3208号
■発行 播磨時報社
■購読料 月額605円 年間7,260円(税込み)

姫路を中心とした播州地方の地元紙「播磨時報」にワシごときの講演を取材していただいた。主催は播州地方の6つのロータリークラブの支部。会の親睦、情報交換を目的としたが、ワシの役割としては話は専門外、学術書や歴史を研究してるわけやないが、紛争地や被災地には下手な政治家や学者より多く、かつ長く取材してきた自負があり、そのため写真だけはたくさんある。しかも誰に見せても恥ずかしくない質でというわけで写真をごらんになりながら、この会合のテーマでもある「「紛争の現実に向き合い、ロータリーとして行動しよう」を考えていただいた。実はロータリークラブとは2022年3月、ロシア軍によるウクライナ侵攻直後、すでに首都キーウ市の北東西がロシア軍により包囲されている中、やっとこさ医療関係者とともにキーウに到着した直後、現地のロータリークラブに松葉づえや義足を届けたことがあった。紛争下、しかもロシア軍の大軍に包囲されているなかでも組織としてちゃんと機能しているのには、口だけでウクライナに対する支持や同情を表明するどっかの政府なんかよりよっぽど健全であった。ワシなんかの話より、会員の皆さんをもっと感動させたのはワシのあとに舞台に立たれたウクライナの伝統楽器「バンドゥーラ」演者のカテリーナ・バンドゥリステ氏のコンサートであった。ウクライナの伝統衣装に身を包み、ウクライナ音楽から日本の民謡までを静かな独特の音色で演奏され、遠く離れたウクライナの地にも思いを馳せることができた。
その後もロータリークラブの皆様には拙著も多く販売していただいたり、写真展を開催していただいたりと、大変お世話になりました。
また余談やが、その後、二階センセイや世耕センセイの地元、自民党の和歌山青年部での「親睦会」で「露出度の多い衣装の踊り子のセクシーダンス」が世間をあきれさせたが、また言い訳が「職業の多様性」って、無理あるわ。そこは政党と慈善団体の違いというより、播州と和歌山との民意の違いというべきか…