■発行 | 陸上幕僚監部広報室 |
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今年もやってきました、陸上自衛隊部内広報誌「ARMY」が発表する「Photoof the year」の季節が。審査を担当してすでに10年以上、毎年の力作揃いに驚いたり、びびったり、楽しみにしている。が、今年の「photo of the year」はあっさり決まった。あとで聞くと福田氏、菊地氏、小見氏、4人の審査員の全員一致だったさうである。一昨年の音楽隊が受賞した「photo of the year」のようにワシらプロから見ても一体どうやって撮ったんやろうみたいな凝った撮り方でなくもう極めて保守本流の撮影方法であった。撮影した第12旅団司令部広報陸曹の町田曹長とは受賞後、第12旅団長の前島陸将補とともにお目にかかることができ、写真談議に花を咲かせた。応募作品のすべてがデジタル撮影はもちろんだが、その結果かつてわしらが想像もできんかった撮影方法で夜間の高感度撮影での射撃シーンなどや高速シャッターで砲弾を止めて見せるなどという撮影も可能となり、自衛隊員という利点を活かし、わしらがとても撮れんアングルやタイミングでの作品はうらやましいばかりであるが、そこは公務員とフリーカメラマンの違いやが、どんな素晴らしい作品が撮れても著作権は国が有するとこやろう。それでも思い通り、いやそれ以上の作品が撮れれば喜ばしいのは変わらない。。それこそが次のより良き作品を創作する意気込みになるっちゅうもんである。