ストライク アンド タクティクカル マガジン 3月号

ストライク アンド タクティクカル マガジン 3月号
■発行 (株)SATM
■定価 1,900円(税込み)

今回はまた南の島である。と言うてもまたまた沖縄でない。まあ沖縄のすぐ上、長寿の島として知られる鹿児島県徳之島である。あれほど沖縄県下の南の島には行ったのに、鹿児島県下の南西諸島にはワシは奄美大島、と種子島にしか行ったことがなかったし、世界遺産の屋久島には一回も行ったことない。それは沖縄の島々と違い日本航空系の路線ばっかでむちゃ高いうえ、便も少ない。船便もあるが、わしも1回、鹿児島港からフェリーで奄美渡ったことがあるが、まあ時間がかかるうえ、めんどくさい。が!ええとこやんけ!なんでこないに沖縄と違いストレスフリーの島々に行かずして沖縄ばっか行くんやろ?日本人は。本連載にある通り、もっと鹿児島の島々に行くべきやろう…と思うても直行便がほとんどない。沖縄では考えられんが、エメラルド・グリーンの海を臨むその名も「恋慕岬」に通じる公道にさりげーなく10式戦車が迷彩網かけられ潜んでいるのでわる。私有地であるサトウキビ畑に第1空挺団がばりばり降下してきても、島民は誰も「ハンターイ」などと騒がんのである。まさに私有地まで含めた島全体を演習場にした極めて実戦的な陸海空自衛隊の統合演習、JXが実施できた意義は大きい。
恥ずかしながら誤植がある。島嶼防衛とせなあかんところ、諸島防衛て、なったる。お恥ずかしい。この場をお借りしてお詫びいたします。他には桜林美佐氏の連載「桜の時評」であるとおり、わしも同感である。現在のパレスティナにおける武装勢力ハマスとイスラエル軍による戦闘は昨年の10月のハマスによるイスラエルに侵入してでの無差別攻撃と人質拉致に始まったことでない。確かにイスラエルの報復は容赦ない、がそもそもユダヤ人とパレスティナの民は聖書とコーランの時代から争いごとが続いているのである。それに加わり近代にはいってからのナチスによるユダヤ人大虐殺、その後のパレスティナへの帰還運動(シオニズム)が盛り上がり、イギリスの二枚舌の結果の無理くりのイスラエル建国、さらに、スピルバーグ監督の映画「ミュンヘン」のもとになったミュンヘン五輪事件や日本赤軍によるテルアビブ空港乱射事件等々のテロ事件等ともはやニワトリが先か玉子がさきかのレベルで、日本人が軽々しく善悪を説くべきやないと、ワシは思う。さらに他には映画紹介で「阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人」と「ちっちゃいサムライ 三浦正雄の少年時代」が紹介されている。わしは「阿彦哲郎物語」は試写で拝見させてもろうたが、樺太からシベリアから灼熱の中央アジアまで舞台とした壮大かつ重厚な作品であったが、スターリンのソ連時代に政治犯にされてしまった実在した主人公の物語で、そのサバイバルかつ不屈の根性は日本人として頭が下がる一方であった。2作とも監督、脚本、製作は佐野伸寿氏、防衛大学出身、自衛隊時代は広報幹部でワシらとはそのころからの旧知の間柄である。異色の経歴を持つ佐野監督やが、いったいどこで映画技術やノウハウを勉強されたのかと驚くばかりで、特に映画のロケ地になったカザフスタン政府の協力得られた手腕には驚かせられるばかりであった。日本人ならぜひご覧になるべき大作である。