J GROUND(Jグランド)EX

J GROUND(Jグランド)EX
■発行 イカロス出版(株)
■定価 1,980円(税込み)

ひっさしぶりにJグランドに写真が掲載された。ところで「J GROUND」は日本語ではJグラウンドではなく「J グランド」である。掲載ページは巻頭に近いカラーグラビア、テーマは取材時は意識しなかった「87式自走高射機関砲」であった。撮影は恵庭から苫小牧港、そこから海路、防衛相が年間チャーターしている「なっちゃんワールド号」で釧路港へ。そこに上陸してから陸上自衛隊釧路駐屯地まで「北方機動演習」とさらにそれと連動した「北演」での矢臼別演習場での99式自走榴弾砲による実弾射撃であった。昨年は8月に我が国固有の北方領土のひとつ歯舞群島を形成する貝殻島ににロシア軍らしき集団が国旗を立てたり、灯台をいじくったりして以来、北海道と縁が深くなんども訪れることになった。北方機動演習も「北演」も初めてではなかったが、今回の特徴といえば、恵庭駐屯地を出発する際はいつもハンタイ派が集まるコンビニ前にはやっぱ皆サマハンタイ派が集合され、一糸乱れぬシュプレヒコールをあげられてたが、グラビアでも紹介されたトレーラーに戦車や特科車両を積載しての移動時には雨が激しくなったせいか、皆サマ文字通り雲散霧消された。また釧路市内の公道走った際もハンタイ派のメッカとなっていた巨大パチンコ屋まえも市内にも夜遅かったせいかハンタイ派の皆サマの姿も拝めず、そのお声も聞けずじまいであった。逆に自衛隊OBなどの隊友会の皆様の激励が目立ったが、残念ながら自衛隊激励のシーンが全国メディアに取り上げられる事は一部メディア以外ほとんど見らえれない。なんでやろ?ちなみにであるが、今年元日発生した能登半島地震による自衛隊の災害派遣でもこの「なっちゃんワールド号」や「はくおう」が出動、被災住民の一時避難場所となり、今回のような演習の成果が役に立ったことになったのである。