正論 2月号

正論 2月号
■発行 産経新聞社
■定価 950円(税込み)

今回の「不肖・宮嶋の現場」は長寿で有名な鹿児島県徳之島。ワシもこの機会に初めて訪れたが、まあ鹿児島の南西諸島はアクセスが悪いうえに高くつく。このあたりも直行便がある恵まれた沖縄の島々と違い不便である。一昨年の種子島もそうやし、沖永良部島も屋久島もそや。一番早くて便が多いのが、鹿児島空港からなんやが、それでも1日3便がせいぜい、それでしょっちゅう欠航するから混む。それにJAL系のJTA(日本トランス航空)しかない独占やから近距離にも関わらず島民以外は片道3万弱と高値である。まあこれは沖縄の本島、石垣、宮古等以外の島に渡る場合もそやが、それにしても高い。しかし、雰囲気や対自衛隊感情は海を隔てているとはいえお隣沖縄と大違い。この1年前沖縄県、日本最西端でもある与那国島にも同じ陸海空自衛隊、米軍も加えた統合訓練取材に行ってたが、タイヤ履きの10式機動戦闘車が公道走るっちゅうだけで、ハンタイ派が現れ大騒ぎやった。射撃もしないっちゅうのに。これで沖縄が天災に襲われてもあの知事は自衛隊に災害派遣を要請するつもりはないっちゅうんか?といえばそやないのである。現に2年前のコロナ禍では医療設備が貧弱な宮古島へ自衛隊へ派遣要請してるっちゅうまことにご都合主義やったのである。ちなみに本連載でも紹介されたLCAC(エアー・クッション艇)であるが、今年元日に発生した能登半島地震に対しても現地に派遣され陸路では接近困難だった輪島市鴻巣地区という孤立集落に海から重機や車両を揚陸させるなど大活躍であった。これもふだんから本連載で紹介したような実戦的戦闘訓練の成果でもあるんやが、そんなことはハンタイ派の知事はじめ団体は決してお認めになられないであろう。
グラビアの写真は普通にLCACがAAV7(水陸両用車)をきれいな海水浴場に揚陸させたところを捉えたもんなんやが、他カットではこの大迫力の訓練を見物や応援にかけつかた現地住民の肩越しにLCACをとらえたコミカルなカットもあった。