月刊ウィル  11月号

月刊ウィル 11月号
■発行 ワック(株)
■定価 950円(税込み)

今回はなつかしい・・・くはないか・・・思い出すのもつらい日々だったアフガンの大地でのカラー特集である。今回のタリバンによるアフガン全土の制圧とその後のカブール脱出騒動からかつて9.11同時多発テロ事件直後に初めてアフガンの大地を訪れてから3度あの地を訪れるまでの作品をカラーグラビア14Pに渡って掲載していただいた。作品は3度のアフガン訪問時をまんべんなく掲載されたが、アフガンには嫌な・・・というか不運な思い出ばっかである。まずは一回目の訪問時でさえ、タリバン政権のカブール陥落を見ずにアフガンを脱出、カブール陥落の一報を聞いたのはモスクワからの帰国便を待つシュレメチュボ空港であった。じつは当地で虫歯になやまされており、モスクワで治療・・・というても一回だけやが治療しており、その間にタリバンと対抗していた北部同盟の動きがあり、そのあとはアフガン入り前のタジキスタンへのビザも使い切っており、どうしようもなかった。アフガン入り直後、高山病のたぐいで体調不良のため帰国を伸ばしていた共同通信の原田カメラマンや同じくのちにカブール通信員の安井浩美氏らが、北部同盟の戦車とともにカブール入りしたのを帰国した後であった。ワシは現地で体調不良で取材を中止またはあきらめたことがめったにないがある。腹をこわしたゲリが続く、熱がでたぐらいはよくあrったが。まあそれも今回のコロナ禍まえまでやが。虫歯ではこのアフガンがらみで2回である。2回目はアフガン入りの前にドバイで治療したが1000ドル以上の治療費とられた上痛い思いを2時間ちかく強いられた。おまけに歯の治療は保険適用外、さらに痛い思いしたうえ、つぎのパキスタンでやる気が失せ帰国した。やっぱカメラマンに最も必要な資質は健康や。