正論  4月号

正論 4月号
■発行 産経新聞社
■定価 900円(税込み)

今回の連載はまたまた沖縄のブルービーチで行われた日米共同訓練。アメリカ西海岸のキャンプ・ペンデルトンでも観た米海兵隊との本格的上陸共同訓練を沖縄とはいえ、我が国で見られるとは・・・こりゃ早速と訓練初日から気合いれまくって沖縄入りした。訓練場はブルービーチ。米海兵隊基地キャンプ・ハンセンの飛び地であるが、それにしても米軍はビーチの名に色をつけたがる。キャンプ・ペンデルトンがレッドビーチ、同じ沖縄の海上自衛隊との共同基地はホワイトビーチ等である。しかし、はじめて行ったブルービーチやが、今回のコロナ禍のせいで、基地内での取材は中止。本来なら米海軍か海上自衛隊の輸送艦に同乗し、さらにそこからLCAC(高性能エアークッション艇、まあホバークラフトの軍用ですわ)かもっとも乗りたくない乗り物AAV−7(水陸両用車)に乗り換え陸上自衛隊水陸機動団とともにブルービーチに上陸・・・のはずがビーチにすら入れんのである。しかしブルービーチはとなりのちっちゃいドブ川越しに丸見え、しかもレッドビーチやホワイトビーチよりはるかに近く見えるのである。知らんかった・・・しかし、佐世保から水陸機動団とその水陸の足となる水陸両用車やLCACを搭載した海上自衛隊輸送艦「おおすみ」の不調からおおすみは水陸機動団員ごと佐世保から出港できず、訓練は大幅に縮小、那覇基地から陸上自衛隊のCH=47大型ヘリで陸上自衛隊員をビーチ奥のヘリパッドに運んできたのみ、それもビーチ奥で見えずじまいであった。で、結局「なんでもハンタイ派」の学生らの背中越しの米海軍のLCAC上陸シーンの取材となった。それでもこの近距離のLCACの轟音とともに上陸は度迫力満点。琉球大学、沖縄国際大学の幟おったてたハンタイ派学生らのシュプレヒコールをかき消していた。ちなみにこの半年後、東京五輪の開会式にも「沖縄大学」と「全学連」の幟をおったてた「なんでもハンタイ派」が競技場外で3密作ってこれまた「ハンタイ」のシュプレヒコールを上げてたが、あの反日知事は沖縄には県外からくるなと言いながら、県下の学生は都内に派遣させてもええんか?まあぜんぶで20人ぐらいやからええんか?