ストライク アンド タクティカル マガジン 2020年1月号

ストライク アンド タクティカル マガジン 2020年1月号
■発行 (株)SATM
■定価 1,760円(税込み)

今見ると感無量である。香港にこんな時代もあったのかと。中島みゆきの「時代」がBGMでぴったしである。今や香港は国家安全維持法という悪名高い民主は弾圧法がブイブイ言わし、ちょっとでも北京の中国共産党政府に逆らうとぱくられ、最悪半島やなしに大陸のムショで終身刑である。これ外国人の外国での活動まで含まれるから、わしが次香港上陸して、日本で反中国共産党の記事書いたり、してるのがバレたら逮捕されるのである。まあそれでも、終身刑はないやろ、とたかくくってたら、大陸で逮捕されてる商社マンと同じ運命たどりかねんのである。香港のシリーズは今年8月31日より「新宿ニコンサロン」で「忘れられた香港」というテーマで写真展やりますんで。このSATマガジンなんかよりはるかにど迫力ある大型サイズのプリントで堪能できまっせ。ほかには表紙にもなった萩庭佳太氏の「自衛隊ガールズ」には驚いた。萩庭氏とは週刊文春グラビア誌上でも女性ポートレートではその名を馳せたが、女性自衛官にまで仕事範囲を拡大なさってはるとは・・・モデルとなった女性自衛官も当然もとがええせいか、やっぱりうまいでんな・・・わしが女性自衛官の写真集は3冊出したが、このホンモンの方々はまったく知らんかった。やはり普段から目が肥え、原石見つけはるのも、さすがですがな・・・ワシの写真展にお越しになられて、ご挨拶させてもろたが、お互い若いときはイロイロありましたな。いつか足洗ったら、昔話に花咲かせたいでんな。他には桜林美佐氏の連載「桜の時評」拝読させていただいた。ワシも同感やが、ワシは防衛大学の写真集取材の折、コーラス大会なるれっきとした競技会にむけての練習でこの「抜刀隊」の全曲の歌詞をナマで聴いた。第2大隊が自分らで選んだやろうが、まあフランス国家の「ラ・マルセイエーズ」なみの歌詞にびっくりした・・・というよりも防衛大にコーラス競技会あることにも驚いた。それは文武両立、音楽センスぐらいないと、指揮官には。二二六事件の安藤輝三大尉は部下を原隊復帰させる直前に拳銃を指揮棒替わりに中隊歌を合唱したぐらいである。桜林氏はあえて触れられてないが、ワシは「抜刀隊」で思い出すのは細川護煕首相時代、自衛隊記念日の観閲行進で陸上自衛隊の定番行進曲の「抜刀隊」が気に入らないと何の曲やったっけ?換えさせたのである。まあ朝日新聞記者上がりとはいえや、さらに防衛大学の卒業式に出席せんかった唯一の首相でもあるはず。あの村山富一ですら出席したっちゅうに・・・ワシそのとき取材に行ったで。