産経新聞 12月31日号

産経新聞 12月31日号 産経新聞 12月31日号
■発行 産業経済新聞東京本社2020
■定価一部110円 月ぎめ3,054円(税込み)

2020年という世界が新コロにのたうちまわった年の大晦日という節目に連載が掲載され、前年を振り返り反省すべき機会を得た。そうやった、こんなこともあった、こんなこともした、書いた、と今になったら赤面の限りやが、せやけど、それはわしに限ったことやなく、特に国会のせんせいがたもそやで。かの首相さえ、所属政党の総裁でありながら、幹事長に銀座のステーキ屋に呼びつけられ、大物芸能人らも交えて宴会やっとんたんがチョンバレになったのである。国民に大人数での宴会控えよと言いながらである。そもそもこれがメインの原因やで。最高指揮官がえええかげんなことやっとるから、配下の国会のセンセイがたも銀座のヤミクラブ通うわ、官僚も宴会開き、クラスター(集団感染)引き起こすわ、ガキ共も政府も新コロなめきって、路上飲みやりだすわ、そもそもあの首相の銀座会食が国民の理解得られんきっかけになってもうたんである。その首相を呼びつけたカンジチョウ自身が「会食はただ飲み食いするだけやない」とひらきなおり、いっかな反省しとらんかったのである。まああれだけ配下に問題おこすだけなく、ヒモ付きまでだした派閥のを率いるだけはあるわ。ほかには一面に、そんな民主主義に関するエドワード・ルトワックの名言が紹介されている。「民主主義は弱く見えるが、歴史的に勝利を収めてきた。それは過ちをただしてきたからだ」と言う。ほんまかあ?首相は新コロ始まって一年以上、過ち正すために、緊急事態は宣言しよったけど、病床確保やワクチン接種の改革充分やったか?ルトワック氏らは他にも「人々の暮らしがコロナ禍以前の状態に戻ることはなく、また、戻ろうと考えるべきであない」とまで意見一致見とるけど、そりゃあわしらにはショックや。それより、ヒトラーの「民主主義は無責任な結果しか生まない」の言葉のほうが、このコロナ禍の日本では正しく聞こえるのはわしだけやろか?