正論 2月号

正論 2月号
■発行産経新聞社
■定価980円(税込み)

今回の連載はと、行ってきましたがな。護衛艦「くまの」の命名、進水式に。岡山の玉野市の三井E&S造船玉野艦船工場まで、実家明石から車で。わし玉野初めてやったけど、瀬戸大橋のほんの麓。対岸の讃岐同様、ほんにうどんの旨いとこやったって、うどんの味なんかどうでもええ。くまののこっちゃ。この時のくまのは実は新型スティルス護衛艦の2番艦、一番艦はのちに三菱長崎工場で命名、進水する「もがみ」であったが、この中国大陸発症といわれる新コロやエンジンの不調のため進水が遅れてまい、このくまのの命名、進水式が最初になってもうたんである。このときはホンマは上層部は知ってても、命名、進水式までは艦名は絶対公表したらあかんという慣例のため、この日も当然「もがみ」なんて一番艦の名は知るよしもなく、くまのはその基準排水量から単にその艦種は「3900トン型護衛艦2番艦」とその一番艦の名をとった「アーレイバーク」級駆逐艦とか呼ばれずであった。しかし通はうすうす感じとったのである。実はこのくまの3代目、初代は重巡洋艦「熊野」この初代の一番艦も重巡洋艦「最上」やったので、ある。なので・・・「ひょっとしたら・・・」という噂は現地でもあった。