正論 5月号

正論 5月号
■発行産経新聞社
■定価900円(税込み)

今回の連載は久しぶりに鉄道写真「嗚呼!鉄の血が騒ぐ」と意気込んだわけでなく、震災9周年の取材も今や風化が嘆かれ、なかなか東北に行く機会がここ数年減ってきていたなか、ブルーインパルスの五輪聖火祝賀飛行等イベントも重なり、久しぶりに東北被災地三県に長く滞在した。今回の常磐線全線開通で今まで9年間立ち入れなかった双葉、大熊駅にも立ち入れたが、その沿線はまだまだ立ち入り制限地域が多く、車窓からはこの日の悪天候も重なって荒涼たる町並みが続いた。グラビアの写真は富岡駅のホームから撮ったようなハイアングルやが、実はこれ車窓から撮った。この悪天候の早朝という悪条件で富岡駅で停車寸前の速度落としたとはいえ、走る車内の車窓からのこれだけクリアな写真が撮れたのはもちろん昨今のデジカメの高感度域の拡大のおかげ。このときもISO 3200以上の感度で2000分の1秒以上の高速シャッターでなんとか沿線で傘さしながらも声援送ってくださった地元の方々を押さえることができた。しかしワシもまだまだ青い。このときは常磐線全線開通に舞い上がり、新コロ蔓延し始め、外国人観光客がさっぱり減ったのを逆手にとり、東京からはもちろん日本人は外国人観光客が減った今こそがチャンスやから東北行こうとあおったが、緊急事態宣言後も東北はいまだ新コロ感染者が少なく、岩手県にいたってはいまだ感染者は確認されいない。代わって東京は連日30人以上の感染者が確認されている。なんで東京だけこないに感染者が多いんやろ?もちろん人口多いのも人口密度高いのが最大の理由やろけど・・・