ストライク アンド タクティカル マガジン 9月号

ストライク アンド タクティカル マガジン 9月号
■発行株)SATM
■定価1600円(税抜き)

あと数日で消費税が8パーから10パーにあがるから、あえて税抜き価格で掃海させてもろた。今回の連載は再びインド洋からや。さらに再び、実質空母化される現在もヘリ空母型護衛艦の「いずも」に同乗してや。昨年も同じくインド洋でこれまた「いずも」のあとやろうが、実質空母化されるヘリ空母型護衛艦「かが」に同乗しとったから、我国の将来の空母2隻に長期同乗したことになる。前回の「かが」ではマラッカ海峡入り口で偶然中国の最新式の元級の潜水艦が潜望鏡やアンテナ丸出しで浮上航行しとるとこに遭遇、もひとつしかも艦橋ではまるで上海の下町の腹だしルックのおっさんやあるまいし、制服脱いで生シャツのおっさんが「かが」に気づかず、前方双眼鏡で覗きぱなしというまあ大サービスやった。今回は何ちゅうても世界で唯一戦術核を運用できる原子力空母、仏海軍の「シャルル・ド・ゴール」との飛行訓練までやってこましたことであろう。もちろん米海軍は10隻の10万トン超の原子力空母運用してるが、艦載戦闘機FA−18、スーパーホーネットには核兵器搭載できんというか、そういうシステムが空母にないちゅうのである。もちろん米海軍が山と保有、運用しとるイージス艦からは核弾頭付きの巡航ミサイル「トマホーク」撃てるが、10万トン超の原子力空母には近接の火器はあるけどミサイルのランチャーないのである。この辺が一つの目的、空母という機能に特化した合理的というか、アメリカ的発想なんやろか。まあハナから空母単艦で動くことなんか考えてなく、10万トンが動くときは対空戦闘に特化したイージス艦や対潜水艦警戒、戦闘のために原子力潜水艦でガチガチに周り固めたヨーロッパ一国の空軍に匹敵する兵力を有す「空母打撃群」として動くのである。さらに補給艦・・・・なんか原子力動力やからいらん・・・わけでなく、燃料、真水だけやなく弾薬や航空燃料のための補給艦もいれたら、そうやすやすと空母動かせんはずやが、我国はそれをとりあえず2隻、改造といえ、保有予定なのである。まあそんな「シャルル・ド・ゴール」も取材させてもろたが、米原子力空母取材と違い、艦内は一切撮影禁止。昼食もフランスらしく、凝ったフレンチ、しかも旨いのに、一切撮影不可。艦載機のラファールの発着艦もぎょうさん撮れたが、ラファールはスパホより小さく見えるが、それでも核搭載でけるのである。あっ、米空母艦内になくて「シャルル・ドゴール」にあるもの、核ミサイルがあるから、艦内撮影NGやったか・・・ここが撮影OKで、ここから先NGとしたら、どこに核兵器置いてあるか、わかってまうからって、まあだいたい分かってるんやろけど・・・