ストライク アンド タクティカル マガジン
3月号

ストライク アンド タクティカル マガジン 3月号
■発行(株)SATM
■定価1,600円(税別)

今回の「不肖・宮嶋 写真館」の連載はめずらしく警察の機動隊、しかもレスキューチームが主役、いっやあ取材で目にするレスキューは大概大災害か大事故のときやから、かなり離れた距離からしかも望遠レンズ越しやが、今回はもろ近く。海上保安庁のレスキュー専門の特殊救難隊は昨今映画やテレビドラマにもなった「海猿」で一躍有名になったが、海保だけやないんやで。レスキュー専門部隊持ってるんは。まあ消防はそもそも、レスキュー専門的な印象もあるが、火災原因捜査権もあり確か船越栄一郎主演のテエビドラマもあったはずや。それに消防は警察なんかより緊急性や、人命救助の必要性が強い現場が多い。まあ火事の現場に取り残された要救助者助けるのにいちいち住民や管理人の許可取ってる余裕ないやん。わし実は消防車とは苦い思い出がある。仕事出かける前にクリーニング店に立ち寄った。一方通行のさほど広い道やないが、まあ一通やし、通行に妨げにもならんし、洗濯もん受け取ったらすぐやし、いっつものことやからと思うとったら、甘かった。消防車が一通逆行してきたのである。サイレンと鐘鳴らして緊急走行で。でっかい消防車の進行をわしの車が妨げになるとあわてて一通バックで戻るときにガードレールにゴリゴリと、シャレにならんでっかいキズつけて・・・もちろん消防車にはなんの責任もないで。わしと車が痛いでけやけど、消防車はすぐさきで停まったが、ハラたったんは火事現場が見つからず、それが誤報かイタズラやったことである。そっちのほうはぜひ捜査してほしかったが、忙しい消防署にそんなこと言えるわけやない。それ以降、いやそれ以前からしょうもないことで救急車呼ぶやつやイタズラ電話で騒がすやつは許せん。いや、まあレスキューが消防、警察だけやなしに、陸海空自衛隊、各自治体にもあるが、その訓練は一番厳しく、晴れてレスキュー部隊に配属されたら、その名誉は非常に大きいといわれている。