産経新聞 9月27日号

産経新聞 9月27日号 産経新聞 9月27日号
■発行産業経済新聞東京本社2018
■定価一部110円 月ぎめ3,034円(税込み)

今回の連載は仙台で起こった交番襲撃事件について言いたいこと書かせてもろた。これで交番が襲われたんは今年に入ってから2度目。記憶に新しいとこでは富山の事件も痛ましい限りや。犯人は両方とも若い男やったが、こんな事件が起こるたびに安っぽいヒューマニズムを振りまわすっちゅうか、人間愛を説くセンセイ方がおる。そりゃあ誰だっていくら誰かを助けるため、わが身を守るため、緊急避難や正当防衛やろうが、人に向けて銃口向けるのさえいやや。こんな事件が起こるたびに半島の慰安婦みたいに蒸し返される問題が「警察官の武装不要論」やろ。ワシ今でも記憶残ってるのが、まだ結婚しとったころみたから25年以上前かのう?古い話やというたらそれまでやが、かの久米宏氏が司会務めてていた「ニュース・ステーション」の特集でイギリスの警察が拳銃持ってないのを見習えって感じで放送しとった。まあ確かにロンドンでも警察官は拳銃ぶら下げず、警棒だけやが、昨今のイスラム国によるテロ事件ではもういきなし完全武装の特殊部隊が街中でもバリバリ撃ちまくっとる。いや30年前でも北アイルランドじゃ世界最強とも言われるSASを筆頭に軍がIRA(北アイルランド軍)のアジト急襲したり、デモ警戒やっとり、それと日本の警察官の拳銃不要を説くのは無理があった。しかし、我国でも瀬戸内海で起こったプリンス号シージャック事件では船長以下人質とった、ライフル銃ふりまわす犯人を射殺した大阪府警の狙撃した機動隊員を平和ボケした広島の弁護士などの市民団体が殺人罪で告発したというあほらしいことが起こった。このシージャック事件はあの今は気象予報士でもある石原良純氏の映画デビュー作にもなり映画化されている。