ストライク アンド タクティカル マガジン
2018年1月号

ストライク アンド タクティカル マガジン 2018年1月号
■発行SATマガジン出版
■定価1,728円(税込み)

もう新年号の季節になってきた。ほんま時がたつのは早い。特に五十路すぎてからは。あともう何回新年号れ連載飾れるんやろうと不安になるわ。まあ新年号でといいながら、ネタは昨年11月のトランプ米大統領の来日時の横田基地での取材である。締め切りまで時間的余裕がなかったからか、トランプ大統領離日時のほうがミリタリー誌てきにスクープ写真があったんやが、ミリタリー誌の編集部はとかくリアルな実戦カットより、作られたようなきれいなカットのほうがお好きなのか、あまり興味を示されず、次回に回されることになった。本誌は隔月やから、次回と言うても2月後、タイムリーとはいいづらいネタになってしまうが、気にされないのであろう。そういう意味でわしには屈辱的思い出がある。ホンマ今でも思いだしただけで、夜中でも目が覚めるぐらいの悔しさがある。本誌や拙著を出してくれたコンバットマガジンのことではないが、編集長が使い込みばれて、問題になったミリタリー専門誌で、3年前モスクワの赤の広場で偶然撮影に成功した、ロシアの狙撃部隊とその装備、戦勝パレードに顔を隠さず参加していた、特殊部隊とその装備の撮影にも成功した・・・というてもあのとき赤の広場に近づけれ、それなりの知識があり、ようく周囲に注意を払えば、気がついたシーンだったが、もうモロホンモン、第一ニセモンあのロシアの大統領の目にふれさすわけない。よく専門誌にもはずかしげもなく、「特殊部隊」とうたいながら、きれいな顔さらす、なんちゃって特殊部隊や、一発も発砲されてないようなきれいな武器や装備を写したようなバッタ特殊部隊とちゃうんやで、でも武器の名や種類がいかんせんこっち専門誌ほどないんで、掲載されるのを前提で写真提供したら、仲介したヤツが「質が低い」「アップがない」やのさんざんこきおろされたあげく、結局ボツ。モスクワでの作品は後にわしの写真展でもプリントし、全倍以上にも引き伸ばされたが、全く遜色なかったが、ソイツの目には「質が低い」というのである。2度とその専門誌とは付き合いはないが、まあ芸術を解さないオタクは性質悪いで。まあ善意に解釈さしたら、武器名がわからん、ないしは初めて見たから,よう分からんから、写真はプロやが、ミリタリーの知識に乏しいワシに強がって、言うたんかもしれんが、ワシもこう露骨にメイル上とはいえ、書面で作品に「質が低い」と言われたんは初めてやった。