ストライク アンド タクティカル マガジン 
9月号

ストライク アンド タクティカル マガジン 9月号
■発行(株)SATマガジン出版
■定価1,600円(税抜き)

今月の連載「不肖・宮嶋 写真館」は地元というほど近くないが、ギリギリ関西で開催された世界的イベント「G7 サミット」いわゆる「先進国首脳会議」さらにいわゆる「伊勢志摩サミット」について述べさせてもろた。しかしわしの連載前頁にはサミット警備の日米の警護部隊の特集をやっており、それと比べられるとわしの連載のシロートっぷりがきわっだってしもうた感がある。大統領専用機を「エアフォース・ワン」というように専用ヘリを「マリーン・ワン」とかいうが、わしが今回のサミットで注目した大統領専用車、テレビのワイドショーまでが特集し、「ザ・ビースト」というニックネームやと紹介されていたが、「ザ」という定冠詞がつきながら、伊勢志摩や広島に2台ずつ計4台も日本に存在したことになるし、それに「ザ・ビースト」ミリタリー専門誌の本号によると、コールサインは別に「キャデッラク・ワン」というそうな。確かにでっかいキャデラックのエンブレムがフロントグリルに燦然と輝いている。いっやあさすが、専門誌や。米大統領車列の大名行列の怪しげな大型アメ車もワシはてっきり核ミサイル発射通信アンテナかいな・・・とも思うたが、あれは対化学兵器車両やて?そんなん知らんかったで。せやけど細かいとこばっか注目しがちな専門誌やが、この大統領専用車が日本の外交官ナンバーいわゆる青ナンバーを貸与されており、それが同じアンバー、しかも前後違うのはワシが最初に気づいたんはしょうもない自慢にした。しかし、これぞ日本の官僚主義やのう・・・米大統領専用車にまで、国内ころがすときは、青ナンバーつけさすとは・・・官僚主義極まれりや。あれ、国交省の陸運局がいいだしたんやろか?青ナンバーやから、外務省やろか・・・サミット仕切ることにしょうもないプライドひけらかす外務省のやりそうなこっちゃ。ところで、本文にも触れたが、日本の報道の自由度は世界64位、あの反日だけの論調しか載せん韓国が60位やからわが国の報道は韓国以下ということになる。その理由はこの伊勢志摩サミット取材を始めた、サミット前々日にいやっというほどわかった。フランスで、ロシアで、いや、あの中国共産党一党独裁の中国の首都北京でさえ、わしが、このわしが、共産党総書記、習近平ら歴代の総書記を超望遠を使ったとはいえ、公式に撮れたというのに、わが国の伊勢で、米大統領どころか、阿部首相の姿すら拝めんわ、全国から動員された、新聞もろくに読んでなさそうな、20代の機動隊員から小突き回されるのである。そりゃあ64位やわ。。