不肖・宮嶋3度目のサマワ単独滞在
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お待たせした。不肖・宮嶋3度目のサマワ単独滞在である。 これでのべ滞在日数4月を越え民間人では最長のはずである。ところがサマワ到着初日にワシを待っていたのは自衛隊車列を狙った仕掛け爆破事件であった。ヒト呼んで事件を呼ぶ男のワシにとってこの事件が吉とでるのか凶とでるのか、神ならぬ不肖・宮嶋に知る由もなかった。
 
 
案外しょぼい爆破現場。犯人はすでに身柄を押さえられたとゆうが、この1カットをしとめた直後、数台のパトカーが殺到、囲まれ完全武装のイラク警察の制服を着た一団に、そのまま乗り込んでこられ、どことも知れぬとこにつれていかれた。
とうとうワシも拉致されたか、日本政府にも、両親にもごめんなさいと覚悟をきめたら、連れていかれたさきはホンマにサマワの警察署であった。アラビア語が分らんまま数時間そこで身柄をおいたまま、サマワ評議会議長がくるまでじっと我慢の不肖・宮嶋であった。議長から、今は街中で安全を保障できんので、直ちにクウエートに戻るよう宣告されたものの、もはや帰る足もなし、しかしその日から4週間もこのまちでたった一人で滞在するとは思わんかった。
 
 
日本部隊が補修した中学校。かのサドル派のサマワ事務所のすぐそば。
 
 
同じく日本部隊が補修完了させたサマワ市内の公園。ただし日中はすさまじい暑さのためガキどもの歓声なし。
 
 
やばいからガキどもがあそんでいないのではなく、もうぶっ倒れるぐらいクソ暑いのである。
 
 
地元警察に一時拉致されたお詫びからとゆう訳やないやろが、このわしがサマワ市内で取材に出かけるときには、なんと武装警察官の護衛が付いた。もちろんただで。しかも機関銃つきの車両まで。ただしいつでも護衛をつけてやるとムサンナ県警察本部長の言葉は結局空手形に終わった。護衛が頼みもせんのにやってきたのは、この日をいれた3-4日だけに終わった。
 
 
あまり頼りになりそうに見えんが、これがなかなか、我が自衛隊の武器使用基準なんか文字通りよその国の話、もうやたらめったらすぐひとに向かって撃つ。
 
 
現地業者の工事を視察中のこれが本部長の後姿
 
 
これからインターネットカフェに改装されるそうです。
 
 
なぜかアメリカ英語ベラベラのアメリカ帰りのガキとその父親の工事受注業者の社長


 
オマルではない、これでも公園のアトラクション
 
 
自衛隊の工事が完成すると立てられる看板
 
 
IP(イラク警察軍)の防弾チョッキはけっこうバラバラ
 
 
この日一日わが身を守ってくださった頼もしい警察官たちと、しかしこんなことしとるほうが狙われやすくて結構ヤバイ気もするが
 
 
准将の部下たち結構余裕をかましている
 
 
この方、県警本部長、自らランクルころがしてこの不肖・宮嶋ごときのバッタカメラマンを現場まで案内してくださった。その名もカリム准将。周りのかたがたは当然ジェネラル(将軍)と呼んでいたが、最近職よこせデモでの発砲で死者を出した責任で、知事から詰め腹きらされ、
解任されたとゆう話である。
日本政府の招待で私の税金で日本まで来て、方々回ったとご自慢されていたが、今はただのおっさんである。サマワの外務省のドクサレ官僚のセンスゼロである。そのくせこの納税者のワシには一切の便宜供与はせんどころか、直ちにサマワから出ていけと宣告した後は知らんぷりである


 
これが護衛の機関銃搭載車両
 
 
いすも銃座も後付、日曜大工チックである
 
 
覆面は不気味やが、これはテロ屋に狙われるのが怖いからとゆうより、砂嵐対策
 
 
このかたがた不肖のプライベート用心棒、一人はワシがゼニ払って雇った夜の部のみのセキュリテイー、 あと二人は県警本部長が差し向けてくれた24時間のモノホンのIP(警察官、モチロンカラシニコフ付き)一応IPはただのはずやが、安全がただのはずはない。特にこの土地では高くつく。メシ代だけでだましだまし本部長の太っ腹に甘えていたら、そのうち二人ともいつのまにか来なくなってしもた。トホホホ・・
 
 
皆口々に日本人との友好を口にする。モチロンサマワ市民100パー全員ではないが、大多数は日本の活動を評価しとるんやが・・・4月以上サマワに単独で滞在したワシにはそう見えるが、これが日本の新聞にかかるとそうやないらしい。おかしいのう、日本人の新聞記者は去年の4月からサマワの町に滞在したことがないはずやが・・・
 
 
しかしこの友好的な市民の表情に油断しとったら、命がなんぼあってもたらんのである。ワシは自衛隊のように武装して集団で移動し、強固な住処にすんどるのではないのである。
 
 
夜のサマワ、イラクの夜はシャレにならんが、この夜は違った。機関銃付きの武装警察官の一団といっしょだったせいか、きわめて平和で友好的な夜のサマワ市民であった。
 
 
サマワのデモのメッカ、建設局の前で警戒?中のこれでも治安関係者。ちなみに建設局ビルはサマワ総合病院と並んで6階建て、サマワで最も高い建物のひとつ。
 
 
ホームレスではない。警護の警察官いわく、これも治安関係者
 
 
もう解散してしまった日本サマワ友好協会のメンバーの子女たち、女性はこのくらいが顔をさらせる限度の年齢である。
 
 
自衛隊宿営地に最も近い商店。毎日朝から晩までむしろのかげでこの兄弟がクーラーボックスのなかのペプシを街道を通りすぎるドライバーにうっている。
 
 
日本にもワシの税金が使われやってきたわがまま小心ムサンナ県のハッサン知事この日は地元、海外メデイア相手の定例会見、知事の執務室で行われるのが恒例、ちなみに出席した外国人はワシとトルコのテレビ局IHAの記者だけ。
 
 
道路補修工事開始のセレモニー、イラク版鍬入れ式のこれまた知事と地元有力部族長。
 

 
 
 
 
 
 
 
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