中越沖地震 | =激写リストに戻る= |
2度にわたり大震災に襲われた中越地方。やっと2年前の震災からふっこうしててあったとゆうのに、ふただび我が家瓦礫になったのである。みなの顔には絶望を通り越し、開き直りの表情がみてとれた。わしがここ柏崎の住民ならもはや笑うしかないやろう。2年前は山間部の山古志地方がどえらい被害があったが、今回は沿岸部の柏崎ががれきに埋まった。震災初日にわずか2時間半で柏崎に駆けつけたのは原チャリに予備ガソリンタンク付のランクルであった。途中関越道では神戸の震災直後嫌とゆうほど味わった大渋滞をもはや忘れたのか新聞社のハイヤーを何台もごぼう抜きにして、長岡のインター下りて早速あにはからんや大渋滞にぶつかった。チェーンの着脱のための駐車場でランクルを乗り捨てて、あとは予備タンク付の原チャリで柏崎まで延々走り続けなんとか遊説先の九州からヘリでかけつけた安倍首相より先に柏崎に到着した。あっ、大災害に備え2輪車や自転車準備するのはええが、予備のガソリンもわすれたらあかんで。現場は当然停電、ガソリンスタンドも停電したらガソリンくみ上げるポンプ回せんから売ってくれん。また灯油と違ってガソリンはポリタンクに淹れてくれんから、金属タンク用意しとくんやで。 | |
神も仏もないのか、こんな日に雨が降り出した。 |
近所の心配していた友達と瓦礫こしの再会 |
まるでスキーのスラローム。 |
余震もこわい。 |
これで車が走れるギリギリ。 西山町に通じる鉄路。 |
西山町のマンホールはことごとく隆起 天災は故田中角栄元首相の地元にも平等に襲った。 |
やっぱり、液状化現象で大動脈国道も高速も泥だらけ、ひび割れに段差だらけで大渋滞。バイクは確かにこんな道路でも機動力がある。ただし雨がふらんかぎりやが、これがすぐ降りだした。 この線路の上をはしっとって、脱線したのでなく、 |
幸いにも下あるいとった人はおらんかった。 商店街は特に被害がひどい。 |
余震があったら、次こそ危なく、家の中に入れん。 |
余震はたびたび。 |
大地震2度目の教訓か、災害救助犬も初日に参加。 |
首相到着に備え、警備にやってきた新潟県警機動隊員。ワシは個人的には災害直後のVIP視察はこのように警備のため人手が取られ救助が2の次になるからあまり薦められん。わしらの仕事も増えるし。 |
九州で選挙応援中の首相到着。 |
この行列を原チャリ押してついていったが、この直後原チャリの荷台にくくりつけていたガソリン予備タンクを首相の前でガッシャーンと落としてしまう大失態をひきおこしてしもうた。平時の東京ならSPに即取り押さえられとったとこや。 |
また余震、このあたりは魚沼産コシヒカリの産地。モチロンそれが原料の日本酒製造業も大打撃。 わしが泊まろうとした柏崎駅前ホテル。 |
瓦礫の下の生存者を探し回る消防隊。 救出は人海戦術でしかも急を要する。 |
律儀に無人の商店街に電気が来た。 |
田中角栄の墓がぶったおれたせいか、西山町にはなぜか地元のかたが張り巡らせた立ち入り禁止の札が。 |
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